2012年

4月

10日

2012年5月の運転管理

安全のルールを見直しておこう

 5月は、研修を終えた新入社員が職場や支店に配属され、実際に運転業務などにも従事する時期です。 

 新人に対する安全運転指導を実施する機会に、職場の安全対策について総点検を行って、改善すべき点がないか、次の4つ角度から見直してみましょう。

 ●マニュアル・ルールの改善

 ●作業方法の改善

 ●設備・環境の改善

 ●安全運転教育の内容の改善

■マニュアル・ルールの改善

 新入社員に安全運転マニュアルを配布するとき、先輩社員に対してマニュアルをきちんと活用しているか確認してみましょう。すでに紛失していたり、マニュアルがあること自体を忘れているケースがあります。

 現場で活用されないマニュアルが果たして必要なのか、検討する必要があります。ルールがどこまで守られているか、ルールを再検討する必要がないかなども、現場の意見を聞いて改善していきましょう。

作業方法の改善

 新入社員に現場での作業や段取りなどを指導するときは、方法の改善をするチャンスともなります。

 「昔からやっている方法だから……」と無批判に継承しないで、「なぜ、この場所で点検するのですか?」「なぜ、こんな積み方をするのですか」など、若い人の疑問にも素直に耳を傾けてください。

 安全で合理的な方法とは何か、初心に戻って見直していく姿勢が重要です。

設備・環境の改善

 新入社員が倉庫などに入ったとき、フォークリフトの走行ルートと歩行者ルートが区分されていないと危険があります。経験者は避ける知恵をもっているので、事故は発生していないかも知れませんが、「フォークリフトに気をつけろよ」と指導するのではなく、新入社員は危険だなと感じたときに、歩車区分ができていないという問題に気づき、構内の経路を改善するべきです。

安全教育の工夫

 新入社員への安全教育を現場で行う場合は、常に新しい資料を付加するよう努めましょう。

 決まった指導なので、毎年配る資料をコピーして……という形になりがちです。しかし、事故が発生する要因・背因は、道路環境が変化するように、微妙に変化しています。

 事故事例なども、なるべく最近発生した新しいものを使用して、聞く側の興味・関心を保つように努力しましょう。

重点推進項目

【すべての安全運転管理担当者の皆さんへ】

・交通事故マップによる安全指導

 前年度に管内で発生した交通事故なども、時間がたつとどこでどんな事故があったのかわからなくなる。整理して地図に図示するなど「見える化」を図っておく。

 事業所の従業員が関与した事故だけでなく、出会い頭事故が起こった交差点の情報など、地元警察にも資料提供を依頼して事故事例を集め、情報を共有しよう。


・健康相談・保健指導

 定期健診の結果に基づき、健康相談、指導に取り組む。健保組合から派遣される保健師・産業医と連絡を取り、管理者が責任をもってスケジュールを組もう。

 とくに高血圧やメタボリック症候群などが疑われる運転者への指導は重要。

 なお、5月は気温が急上昇し熱中症の危険が発生するので、日中作業時の着帽・水分補給やミネラル摂取などを指導する。


・タイヤ空気圧の管理も燃費改善

 に結びつく

 6月の環境月間に向けて、エコドライブの指導を強化する。

 タイヤの空気圧管理も重要な燃費改善対策となるが、意外にチェックされていない。

 特に若年層は空気圧のチェック意識が低いので、意識づけておこう。

タイヤ空気圧のチェック
 タイヤ協会の資料より(クリックすると拡大されます)

【事業用自動車の運行管理者の皆さんへ】

・アルコール検知システムの点検を

 2011年5月から点呼時のアルコール検知機によるチェックが義務づけられて、ちょうど1年が経過しました。検知器なども機種によっては年次点検が必要になります。

 

 検知器の点検としては「校正」という作業が必要です。「校正」はアルコール検査標準溶液などを使用して測定誤差が生じていないか計器精度をチェックするものです。計器メーカーなどによっては、点検期間中の代替機器を用意してくれる場合もありますので、相談しておきましょう。

 また、各営業所で検知の記録がきちんと1年分保存されているか確認しましょう。

◆5月の管理ごよみ(2012年/平成24年)

1日(火)~

31日(木)

消費者月間

──毎年5月は「消費者月間」です。事業者、行政が一体となって消費者問題に関する啓発・教育等の各種事業を集中的に行っています。

 なお、消費者安全法に基づく報告義務のある重大事故は消費者庁ホームページで公表されています。乗合バスやタクシーの乗客被害、自動車の火災なども含まれます。

1日(火)

・メーデー

・自動車重量税のエコカー減税スタート(平成27年4月30日まで)──初回の新規検査にかかる自動車重量税が免税又は軽減されます。詳しくは、こちらを参照

3日(木)

・憲法記念日

4日(金) ・みどりの日
5日(土)

・こどもの日

・立夏──24節気の一つ。夏の気配が感じられるころ。

7日(月)~

18日(金)

・国土交通省:自動車運送事業者に対する補助制度「運行管理の高度化」に関する支援/補助金交付申請

──申請窓口は地方の各運輸局、運輸支局(沖縄総合事務局)

8日(火)

・5月の製品安全点検日

──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

12日(土) ・看護の日──12日を含む1週間(6日~12日)は看護週間
13日(日) ・母の日──第2日曜日

19日(土)~

20日(日)

・エコ&セーフティ神戸カーライフ──第42回神戸まつりと同時に開催。環境省、神戸市、JAFの共催で、エコカーやエコドライブに関する展示、安全運転教室を実施します。詳しくは、神戸市のWEBサイトを参照してください。

23日(水)~

25日(金)

・自動車技術会 2012年春季大会/学術講演会・人とくるまのテクノロジー展

──於:パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)

※詳しくは同会のWEBサイトを参照してください。

31日(木)

・世界禁煙デー ── 禁煙週間は6月6日水曜日まで。詳しくは厚生労働省のWEBサイトを参照してください。


………………………………………………………………………… 

5月中旬 ・平成24年4月末における交通事故発生状況の発表(警察庁)

5月中旬~

下旬

・平成24年春の連休時における交通事故発生状況(警察庁)

・自動車保険データにみる交通事故の実態報告書 

 /2010.4~2011.3(日本損害保険協会)

5月末日

・自動車税の納付期限(なお、軽自動車税に関して納付期限が5月中になった市町村が多い)

 

◆5月の日没時間(国立天文台天文情報センターによる)

1日(火) 福岡 19:01 大阪 18:43 東京 18:28
15日(火)

福岡 19:12

大阪 18:54 東京 18:39
31日(木) 福岡 19:23 大阪 19:05 東京 18:51

夏至に向かって日没が遅くなってきました。
東日本は5時半すぎに、
西日本でも6時を回ったら点灯を考えましょう

■今日の安全スローガン──

交通安全スローガン

■今日の朝礼話題──

12月5日(月

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