2012年

12月

04日

第16回交通大学を開催

 平成24年11月27日(火)にアークホテル岡山にて、「交通予防安全の今日的問題~脳、眼、自転車、安全教育」をテーマに第16回交通大学が開催されました。

 

 交通大学はマイクロメイト岡山株式会社が岡山の地から全国に向け「交通問題と教育方法」について発信しているもので、平成7年に第1回が開催され、今回で16回目の開催となりました。

 

 今回の交通大学は、51名の参加者を集め、加齢に伴う「脳」と「眼」の機能低下、および「自転車の事故防止」などの6つの講座が開かれました。

 

 ここでは、朴啓彰氏(高知検診クリニック脳ドックセンター長)による「生活習慣と大脳白質病変」「大脳白質病変と運転機能の低下」、岸田考弥氏(高崎経済大学名誉教授)による「今日の自転車問題について」の3つの講座を紹介します。

第一講座 「生活習慣と大脳白質病変」

高知検診クリニック 脳ドックセンター長 朴 啓彰

 

 第一講座は「生活習慣と大脳白質病変」として、高知検診クリニック脳ドックセンター長の朴啓彰先生が講義を行いました。

脳は血管とともに老いる

 医学教育者のウィリアム・オスラーは「人は血管とともに老いる」と唱えました。脳は全体重の2%しかありませんが、酸素・エネルギーの消費量は20%にものぼります。つまり酸素を運搬する血管と脳は密接な関係にあり、「脳は血管とともに老いる」とも言えるのです。


 血管が老いるということは、つまりは動脈硬化であり、その最初の被害者は非常にデリケートな臓器である「脳」と言うことができます。


 動脈硬化の原因の1つが生活習慣の乱れです。つまり、生活習慣の乱れの最初の変化が脳に現れるのではないかと考えられます。そこで、脳ドックのMRI検査からわかる生活習慣と大脳白質病変のお話をしたいと思います。

大脳白質病変とは

 大脳白質病変とは、加齢や高血圧等の動脈硬化性疾患により生じた白質内(脳および脊髄の神経繊維の存在する部位)に存在する細胞間隔です。この白質病変が広がると、脳卒中や認知症などにつながっていきます。このことが、交通事故にも何かしら関連があると考えています。


 白質病変は、70歳以上の高齢者に多く見られますが、軽度~重度のものまで含めると健常中高年者の3割の方に見つかる身近な存在といえます。

生活習慣の乱れが白質病変につながる

 生活習慣の乱れは、白質病変と密接な関わりがあります。

 

 例えば、メタボの方は、そうでない方と比べて約3倍白質病変になる確率が高くなりますし、高血圧の方も白質病変が表れる可能性が高まります。


 さらに、タバコの害は深刻です。タバコにはタール、ニコチン、一酸化炭素の三大有害物質が含まれており、これらが脳にダメージを与え、白質病変の原因となるのです。また、本人がタバコを吸わなくても、受動喫煙によって白質病変が広範囲に見られる患者さんもいるのです。広範囲に広がった白質病変は、脳卒中や認知症につながります。


 このように、生活習慣の乱れと白質病変には深い関わりがありますから、メタボの解消や、血圧の管理、禁煙などで脳へのダメージを減らしていくことが大切です。


 また、OSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)の方も注意が必要です。睡眠時に呼吸が止まることで、高血圧となり白質病変を引き起こすことになるのです。

第16回交通大学データ

 

・日時 平成24年11月27日(火)9:45~17:10

・会場 アークホテル岡山

・主催 マイクロメイト岡山株式会社(木村憙從代表取締役会長)

・コーディネーター 金光義弘(川崎医療福祉大学教授)

・プログラム

  講演テーマ 講師
第1講座 生活習慣と大脳白質病変

高知検診クリニック 脳ドックセンター長

朴 啓彰

第2講座

大脳白質病変と運転機能の低下

高知検診クリニック 脳ドックセンター長

朴 啓彰

第3講座

加齢と視機能の変化について

川島眼科 院長

川島 幸夫

第4講座

今日の自転車問題について~事故防止の視点から

高崎経済大学名誉教授

岸田 孝弥

第5講座

地域から求められる価値の高い自転車安全運転教育をめざして

徳島中央自動車教習所 管理者

小川 彰義

第6講座

交通安全の方向と手法

交通評論家

矢橋 昇

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