自転車は「危険を予測していない」と考えよう

 自転車のマナーの悪さが話題になっていますが、その行動を見ていると危険に対する感受性の鈍さがあることがわかり、それが重要な問題だと感じます。

 つい最近も、危険な場面を目撃しました。一時停止標識のある狭い路地で、大型トラックが停止線の手前で止まって、広い道を横断する車や歩行者などが渡り終えるのを待っていました。ところが、トラックの陰から自転車がスーッと出てきて、トラックの前を通過しようとしていた原付と、衝突しそうになったのです。原付は急ブレーキを踏み、もう少しで転倒するところでした。

 こうした交差点では、トラックなどで死角ができていても横断している人や車などがいることは、容易に予測できそうです。しかし、自転車に乗っている人は、ほとんど危険を予測していないのです。

 

 ルール違反よりも、危険をイメージできていないことが怖いと思います。自転車に乗る人は自分が加害者にはなりにくいと勘違いして、危険を予測しようとしないのでしょうが、こんな自転車と衝突したら車側としては大変なことになります。

 自転車利用者に対しては、単に「ルール・マナーを守りましょう」といったスローガン的な指導ではなく、「こんな危険がある」ということを具体的にイメージさせる、きちんとした危険予測訓練を行う必要があるでしょう。

 とりあえず車のドライバーとしては、このように「自転車が危険を全く予測していない」という事実を常に予測して運転する必要があることを肝に銘じておきましょう。

(シンク出版株式会社 2013.9.18更新)

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