2015年

4月

10日

5月の運転管理 …… 平成27年(2015)年

■交通安全運動の機会に安全意識を盛り上げよう

 統一地方選挙の影響で、今年は5月に「春の全国交通安全運動」が実施されます。子どもと高齢者の事故防止を基本に、事業所でも自転車との事故防止、飲酒運転の根絶などに取り組みましょう。

 

 また、この時期はマイカーで行楽に出かける従業員も増える季節です。シートベルト等の完全着用を呼びかけ、最近、高速道路などで多発している事故パターンなども指導しておきましょう。さらにマイカー通勤を認める事業所では通勤者への安全運転指導を再チェックしておきたい時期です。

 

 事業用自動車の管理者は、ドライバーにレジャー運転のマイカーや二輪車など注意すべきポイントをチェックさせておきましょう。

5月の
安全運転目標


  

■5月の安全運転目標

■対自転車事故を防止しましょう

 春は自転車の利用が増える時期ですが、交通事故もそれに応じて多発し、4月から増え始めた自転車事故は5月にピークを迎えます。

 また、ツーリング自転車などの姿も増えますが、行動半径が広がりレジャーで浮かれているため、スピードを出して車の脇を駆け抜けるなど、危険な行動をしがちです。

 

 さらに、最近はツーリングタイプだけではなく、高齢者などが利用する自転車も、電動アシスト付で速度が出るタイプが多く、ドライバーが予想していないスピードで走行してきます。 

 このため、自転車を追い越した後、自転車が来る前に左折できると思いこんだドライバーが、左折時に突っ込んできた自転車と衝突したという事例もあります。

 自転車の動きに十分注意し、その動静から目を離さないことです。


  

■5月の重点管理項目

交通安全運動への積極的参加を促す

 春の全国交通安全運動の重点項目を踏まえて、運動への参加指針を策定し、交通安全運動の資料や安全運転教材などを配布しましょう。ポスターなどは、内務省の交通安全対策資料ページからダウンロードできます。


・運動の基本テーマ「子供と高齢者の交通事故防止」  

・運動の実施期間 5月11日(月)~20日(水)

・交通事故死ゼロを目指す日       5月20日(水)


・全国重点項目

 (1)自転車の安全利用の推進
   (特に、自転車安全利用五則の周知徹底)
 (2)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの

   正しい着用の徹底
 (3)飲酒運転の根絶

 

 ※交通安全運動の詳細に関しては

 → 内閣府のWEBサイトを参照してください。

■交通安全ボランティアを奨励しよう

 交通安全運動時期には交通関係団体のスタッフが街頭で児童の安全誘導を行う姿が見られます。

 企業の社会的責任(CSR)に注目して、地域ボランティアを奨励している企業も少なくありませんが、従業員がこうした活動へ参加することを評価し、積極的に活動参加を促しましょう。

 

 また、地元の活動に参加するだけではなく、事業所自らが自主的に事業所周辺の横断歩道などで交通安全誘導を実施する例もみられます。

■事業所による交通安全教育も有効

 さらに、トラック運送事業者や生コン事業者などが、地元の警察署と協力してトラックや生コン車などの大型車両を提供して、児童向けの交通安全教育を実施している例もあります。

 大きな車は死角が多いため、運転席から子どもの姿がよく見えない事実や、左折時の内輪差が大きく自転車等の巻き込み事故が起こりやすいことを児童・生徒、保護者に実際に運転席に座って理解してもらうという意義深い活動です。

 

 このような交通安全活動にドライバーを参加させて、子どもや母親などに直接説明させることによって、本人たちの安全運転意識も非常に高まるという効果があります。
  

■マイカー運転時の事故防止指導

 連休などを利用して行楽地に出かけるため、高速道路を長時間走行する人も増えると思われます。

 

 レジャードライブをするドライバーに指導すべき重要ポイントは次の3点です。

◯ 無理なスケジュールを立てない

◯ 走行前に点検・整備をする

◯ シートベルト・チャイルドシートの完全着用

 

 一人のドライバーが長時間運転を続けるようなスケジュールは避けて、2時間に1回は休憩し、できれば同乗者と定期的に運転を交替するように指導しましょう。

 

 普段は遠出しないドライバーが、タイヤの点検ミスやガス欠のため高速道路で立ち往生して、後続車に追突される事故事例が目立っています。長距離ドライブ前の点検・整備が重要であることを強調しましょう。

 また、慣れない車をいきなり運転することがないよう、レンタカーなどは車種の選択に注意をすることが大切です。

 

 シートベルト非着用は高速道路では車外放出死亡事故の大きな要因となります。

 12歳未満の子どもは乗車定員上は3人で2人の計算となるため、ワゴン車などに子どもをたくさん乗せることができます。しかし、シートベルトがないため着用できなくなる恐れもありますので、シートベルト装置のない席に乗員を乗せないことも徹底しておきましょう。

  

■5月の健康管理目標

健康診断の結果を軽視しない

 

  健康診断で、高血圧、高脂血症、メタボリック症候群など生活習慣病の指摘をされたり、不整脈などの兆候がみつかった人は、精密検査・再検査の指示を軽視しないで、すぐに専門医を受診してください。

 

 診断結果が出た機会に受診しないと、病気の早期発見ができません。また、自分自身もだんだん面倒になってすぐに1年ぐらいの時間がすぎてしまいます。

 

 健診はあくまでスクリーニングですから、精密検査を受けても大したことはなく、生活指導だけで終わることも少なくありません。しかし、もし大きな病気が隠れていて、運転中に心筋梗塞などを起こせば、取り返しがつきませんので、軽視しないでください。 

 職業ドライバーの場合は、産業医に精密検査などについて相談するとよいでしょう。

 上司や管理者にも診断内容を知ってもらい、事業所と協力して上で、乗務と生活のバランスをとってください。

 受診した結果、医師から薬を処方された場合は管理者に相談し、薬の処方が乗務に影響を与えるかどうかを報告しておきましょう。また、定期的な受診の必要性がある場合も報告しておきましょう。


  

■その他の管理・指導項目

【すべての安全運転管理担当者の皆さんへ】

平成26年春の全国交通安全運動
 マイカー通勤者の指導も実施する

■通勤者の事故防止活動をすすめよう

 春の全国交通安全運動を期して、マイカーやバイク・自転車通勤の従業員に対する安全運転指導も実施しておきましょう。
 通勤事故は追突・右左折時衝突・出会い頭などが目立ちますが、出勤時と退勤時では下の資料のように多発事故パターンに違いがあります。

 また、携帯電話の事故が通勤時に多いという統計データもあります(いずれも岐阜県警察本部の分析による)。

 

 自転車などでも、スマートフォンを見ていて歩道上の歩行者と衝突したり、交差点で車を見落としたりする事故が多いと言われています。

 通勤中の交通事故は労災事故となりますので、事業所の労働安全衛生委員会とも協力して、事故防止活動をすすめましょう。


出勤時は正面衝突、追突、交差点での出会い頭事故・右左折時事故が全事故率を上回り、目立っています。また、退勤時は追突事故が目立ち、人対車両事故、特に横断中の歩行者との事故が全事故率を上回っています。

携帯電話使用が要因となった事故事例を通行目的別にみると、通勤時の事故が全体の32.7%ともっとも多発していることがわかります。


【事業用自動車の運行管理者の皆さんへ】

アルコール検知機のチェックを徹底しよう

 春の運動の重点項目に「飲酒運転の根絶」が挙げられていますが、事業用自動車の場合は、罰則が適用される基準以下であっても酒気帯びの場合乗務を命じてはいけませんので、周知徹底をはかりましょう。

 

 すでに、アルコール検知器を導入して数年立つ事業所も多いと思われますが、検知器の保証期間は通常は1年です。検知機能に問題がないか、再チェックをしておきましょう。

 とくに簡易型のアルコール検知器の場合、正確な判定を期待できないとして、国民生活センターが利用者に注意を呼びかけています。

 

 2014年8月から2015年1月までに同センターが実施した市販の簡易型検知機のテストと、使用者への意識調査を分析した結果、

・回数を重ねると検知数値が大きく変動する

・機種によって、検知範囲がまちまち

・同じエタノール濃度でも吹きかける強さによっ数値がバラバラ

といった結果を示す商品が存在しました。

 

 調査結果を経て、同センターでは以下のようにアドバイスしています。

① 息を吹きかけるタイプの検知器の測定結果で、運転の可否を判断しない

② 測定値を安易に信用しない

③ センサーには寿命があり、感度が落ちたり、検知しなくなっている可能性があるので注意する

  

■5月の安全運転管理ごよみ (2015年/平成27年)

日  付 行 事 等

 1日()~

 31日

・消費者月間──5月は「消費者月間」。事業者、行政が一体となって消費者問題に関する啓発・教育等の各種事業を集中的に行っています。消費者安全法に基づく報告義務のある重大事故は消費者庁ホームページで毎週、公表されています。乗合バスやタクシーの乗客被害、自動車の火災なども含まれます。

 1日(金) 

・メーデー

 

憲法記念日

 

・みどりの日

 

・子どもの日

 6

・振替休日(「憲法記念日」の振替)

 8日(金)

・世界赤十字デーWorld Red Cross Red Crescent Day)──赤十字 を創設したアンリ・デュナンの誕生日を記念して制定されました。

 10

・母の日──第2日曜日

 11日(月)~

 20日(水)

・春の全国交通安全運動──今年は、統一地方選挙の影響で5月に春の運動が実施されます。運動の基本は、「子供と高齢者の交通事故防止」、詳しくは、→ 内閣府のWEBサイトを参照。

 12日(火)

・5月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等について情報提供・注意喚起を行っています。

 13日(水)~

 16日(土)

・第88回日本産業衛生学会──産業保健に関する様々な実践報告・学術発表が行われる。生活習慣病と睡眠時無呼吸症候群、職場におけるメンタルヘルス、夜間交代勤務の課題など、話題満載。

 ──於:グランフロント大阪(大阪市北区大深町3-1)

 ※詳しくは同学会のWEBサイトを参照してください。

 20日(水)

交通事故死ゼロを目指す日

 20日(水)~

 22日(金)

・自動車技術会 2015年 春季大会/学術講演会

人とくるまのテクノロジー展 2015

 ──於:パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)

 ※詳しくは同会のWEBサイトを参照してください。

 22日(金)~

 6月12日(金)

運行管理者試験(平成27年度第1回)の申請期間

 ──インターネットによる申請は6月22日(月)まで

 ──試験日2015年8月23日(日)

 ──詳しくは、運行管理者試験センターwebを参照)

 31日

世界禁煙デー ── 禁煙週間は6月6日木曜日まで。詳しくは厚生労働省のWEBサイトを参照してください。

   
 5月中旬 ・自動車事故対策費補助金の募集──(国土交通省
 5月中旬 ・平成27年4月末までの交通事故発生状況警察庁

 5月下旬

・平成27年2月分 トラック輸送情報国土交通省

 

 

 ◆5月の日没時間国立天文台天文情報センターによる)

 1日(金) 福岡 19:01 大阪 18:42 東京 18:27
 15日( 福岡 19:12 大阪 18:53 東京 18:39
 31日(日) 福岡 19:22

大阪 19:05

東京 18:50

 

「早めにつけよう おもいやりライト
 運動に取り組みましょう!
 運転者の皆さん!早めの点灯を意識しましょう。少しだけの配慮で交通事故を減らすことができます。遅くても日没の30分前には、ぜひ点灯するとともに、歩行者の見落としなどに警戒することを習慣としてください。

 「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯を ドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。横浜の運動事務局の呼びかけに呼応して全国で点灯活動を展開する動きが出ています。


 詳しくはおもいやりライトのサイトを参照してください

 

 また、JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開し、JAFインターネットWEBサイトでライト点灯に関して様々な情報提供をしています。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 

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12月8日(木

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