どんな小さな事故でも警察を届けよう

 先日、東京都新宿区の路上でホストがタクシーにわざとぶつかってケガをしたように装い、運転者に「あんたの出方次第じゃ、示談にしてやってもいいよ」などと言って、タクシー運転者数百人から数百万円を脅し取っていたという報道がありました。

 

 交通事故を起こした場合には、警察に届けなければならないのですが、たぶん運転者には相手のケガも大したことがなさそうだし、示談にする金額もさほど多くはないし、警察に届けると時間がかかって面倒、といった判断が働いたと思います。

 

 しかし、事故の現場で示談することほど怖いことはありません。
 ケガがないようにみえても、後からむち打ち症になったとか、頭痛やめまいがするなどを言われて、診察代や慰謝料を請求される事例が多々あるからです。

 こうした事態になってから保険を使おうと思っていても、警察に届けていないと「交通事故証明書」が発行されませんから、保険金は支払われません。

 

 今回の事例でも、タクシーの運転者が「警察を呼ぼう」と言ったら、たぶんお金をだまし取られることはなかったと思います。
 どんな小さな事故でも、警察に届けておくことが鉄則です。

(シンク出版株式会社 2016.3.11更新)

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