11月の運転管理 …… 2016(平成28)年

■漫然運転による事故を防ごう

 ついに、今年もあと2か月を残すだけとなりました。

 年末に向けて業務が多忙になり、運転者の集中力が落ちて、わき見運転や漫然運転に陥りやすい時期です。

 

 運転者の集中力を維持するために、朝礼・ミーティング時や点呼時の指導など日常的な働きかけに努めましょう。

 

 また、列島の北部では、急激な温度低下から降雪や凍結などが生じやすい時期です。車の冬支度を確認するとともに、運転者への指導を忘れないようにしてください。

 

 健康面では、インフルエンザが流行りだす前に予防策を周知徹底しておきましょう。

  

■11月の安全運転目標──ドライバーの皆さんへ

わき見・漫然運転を防ぎましょう

 そろそろ繁忙期が近づいています。先々の仕事のことが気になり、運転中の集中力を失いやすくなります。

 また季節がよいので、紅葉狩りやヤマメの渓流釣りなどレジャーに出かける予定を考えたりしていて、運転に集中できないという人もいるかもしれません。

 

 運転中に集中力を失うと、下のデータでも明らかなように直進時にわき見運転や漫然運転で歩行者などとの事故を起こしやすいので、注意しておきましょう(データは、交通事故総合分析センターのイタルダインフォメーション№94より) 

※図は「イタルダ・インフォメーション」より引用して編集部で作成しました

こんな事故が起こっています!

 

・漫然運転のトレーラーが祭りの列に追突

 平成28年10月8日午後9時55分ごろ、香川県観音寺市の国道11号で、大型トレーラーが祭りの太鼓台を引いていた列に追突する事故が発生、1人が死亡し36人が重軽傷を負いました。

 トレーラーの運転者(42)は、「ぼんやりしていた。気が付いたら太鼓台(地車)の担ぎ棒と交通整理の誘導棒が見えた」と供述しています。

 事故を起こした運転者は、ベテランの優良ドライバーで、今のところ過労運転や健康問題などは指摘されていません。

 愛媛県から群馬県方面に木材を運ぶトレーラーで、到着に余裕を持たせるため早めに出発しています。

 目に見えない疲れや睡眠不足などがあったのかも知れませんが、直前に避けようとしたハンドルスリップ痕があり、供述どおり漫然運転(前方不注視)の容疑で逮捕されています。

 

【事故の教訓】

プロのベテランドライバーでも、漫然運転を起こすことがあり、

 何か理由があります。慣れた経路で荷積みも順調にできていて、

 かえって油断があったのかもしれません。

○また、普段なら道路がすいている時間帯で、まさか祭りの行列がいるとは思わなかったため、

 運転者の意識が前方に集中していなかったということも考えられます。 

○慣れた運行こそ気が緩みやすいので、常に集中することを心がけましょう。

  

■11月の重点管理目標──管理者の皆さんへ

■朝礼・点呼を徹底しましょう

 運転者の集中力を高めようとしても、四六時中同乗してチェックしていくわけにもいきません。

 管理者にできることは、日常的な機会をとらえて運転者に働きかけを続け、常に安全意識を喚起し続けることです。

 

 そのためには、朝礼や点呼における声掛け、コミュニケーションが重要です。点呼は健康チェックや睡眠不足などがないかを把握し、安全運転への動機づけをする一番の機会といえます。

 たとえば、運転者たちとの朝礼を実施するときには、一方的に安全指導をするのではなく、当日の運転経路などを確認してみてはいかがでしょうか。

 

 経路や運行の段取りをスラスラと言えない運転者は準備が整っていない証拠であり、カーナビを見ながらわき見運転をしたり、道を間違えて遅れを取り戻すために無理な運転をする恐れがあります。

もう一度経路を確認して、どの道路で行けば効率的かつ安全かを考えさせましょう。

 また、運転者の考えている経路が、その日の交通状況や気象状況などから見てふさわしくないことに管理者が気づく場合もあり、出発前に的確な指導を行えます。

 

 こうした管理者との朝の会話が運転者に影響を与え、運転中の意識喚起に結びつきます。

  

■事故事例の紹介も意識喚起に効果的

 この時期に発生した過去の交通事故事例などを紹介すると、運転者の興味・関心を高めることに結びつきます。

 

【参考事例】

■夏タイヤのクルマがスリップ、2人が死傷

 平成27年11月27日午前11時30分ごろ、石川県七尾市内の県道を走行していた軽自動車がカーブを進行中に路外へ逸脱。そのまま道路右側の民家敷地内の垣根に突っ込む事故が起こり、助手席に同乗していた78歳の女性が死亡し、運転者が負傷しました。

 

 事故当時、現場付近ではあられが降っていて、路面は滑りやすい状態でした。事故を起こしたクルマは夏タイヤのままで、カーブ進行中にスリップした可能性が高いとみられています。 

■冬用装備、チェーンなどを点検しよう

 朝礼時には、チェーン搭載やスタッドレスタイヤへの履替え、雪道用のグッズの搭載などにも目を配ってください。

 

 本社周辺は全く雪の降らない地域であっても、運転者が寒い地域に出張することを予測し、そのための指導が重要です。

 出張する運転者には、レンタカー予約時にスタッドレスタイヤが装着してあるかチェックさせ、冬用の靴などを持っていくこともアドバイスしましょう。

 

 降雪地では、車から降りるとき滑って転倒し足を骨折するといった事故も起こっていますので、注意させましょう。

  

■11月の健康管理目標──従業員の皆さんへ

■インフルエンザを予防しましょう

 

 インフルエンザの流行する時期が近づいてきました。毎年流行するウイルスが変化しますので、予防接種をしておくことが大切です。

 医院における予防接種の予約受付はすでに始まっています。ところで、接種はいつごろ受ければ効果的だと言えるでしょうか。

 

 例年、インフルエンザは12月から翌年の3月くらいに流行することが多くなっています。

 インフルエンザの予防接種を行ってから効果が現れるまでに、およそ2週間くらい時間がかかることから、11月の下旬から12月の初めくらいに予防接種を済ませておくとよいと言われています。

 

■手洗い・うがいが重要

 

 インフルエンザのウイルスは経口感染が多く、まめな「手洗い」と「うがい」が感染予防には効果的と言われています。

 

 手洗いは文字通りウイルスを洗い落とすことにつながりますが、うがいは喉から菌を洗い落とすだけでなく、咽頭部を乾燥から守り潤いを保つことで、感染しにくい環境を維持する効果があります。 

 インフルエンザだけでなく、あらゆる風邪に有効ですので、習慣化しましょう。

  

■その他の管理・指導項目

【すべての安全運転管理担当者の皆さんへ】

過重労働をしている運転者はいませんか?

 11月は厚生労働省の主導で過重労働解消キャンペーン」が実施されます。 

 

 厚生労働省が、平成27年度に実施した重点監督の結果によると(5,031事業場が対象)、約半数にあたる2,311事業場で違法な残業を摘発しています。

 

 このうち、時間外労働の実績が最も長い労働者の時間数が月100時間を超えるものは 799事業場(34.6%)、月150時間を超えるものが 153事業場(6.6%)、月200時間を超えるものが 38事業場(1.6%)などとなっています。

 

 過重労働は健康障害に結びつき、厚生労働省の指導も心身の健康に焦点が当たっています。

 長時間労働では「うつ病」などの発症率が上がるとされていて、実際に過労死の原因の一つは、残業などが引き金となってうつ病を発症し、それが自殺に結びつくケースです。

 

 最近では、電通で長時間残業を強いられた女性社員が自殺し、労災認定=過労死=されています。

 

 すぐ過労死するまでには至らなくても、残業の続く従業員は、マイカー通勤による帰宅時などに疲労から交通事故を起こす危険性も高まります。

 場合によっては、事業所の安全配慮義務違反といった責任を問われることもありますので、きめ細かい配慮が大切です。



  

【事業用自動車の運行管理者の皆さんへ】

■「事業用自動車安全通信」を業務に活かそう

運行管理者のためのドライバー教育ツール

 国土交通省の自動車局では、事業用自動車の安全対策の一環として、メールマガジン「事業用自動車安全通信」を週1回のペースで配信しています。

 

 自動車運送事業者の安全指導に役立つ重大事故事例の情報や、国土交通省の打ち出す安全対策が毎回掲載されています。

 通達や告示の改正などもチェックできますので、活用されている運行管理者は多いと思います。

 

 同省では、とくにバス協会やトラック協会などに加入していない中小の運送事業者に対して積極的な配信登録を促し、運送事業者の関係団体にも、右図のような配信登録の方法を解説した資料を配布して、配信登録を呼びかけています。

 まだ登録していない管理者には、ぜひ活用をお勧めします。

 

 以下のページから配信登録ができます。

 → メールマガジン 事業用自動車安全通信

 

メールマガジンの例(クリックすると拡大されます)

 

■貸切バスの安全対策──11月に制度改正を施行

運行管理者のためのドライバー教育ツール

 1月に発生した軽井沢スキーバス事故を踏まえ、国土交通省が貸切バスの安全対策を継続して打ち出していますが、11月は数多くの施策が施行されます。

 貸切バスの運行管理者・事業者の皆さんは対応に漏れがないように配慮しましょう。

 

 詳しい内容は、国土交通省のWEBサイトに掲載されていますので参考にしてください。 

 

 →    貸切バスの安心・安全な運行のため、制度改正をします 

   →  「貸切バス事業計画変更の事前届出について」の一部改正 

 

11月1日に実施される対策──主にバス事業者対象  
■資格者証の返納命令を受けた運行管理者は補助者業務も禁止──運行管理者資格者証の返納命令を受けたバスの管理者は、その後一定の期間(現行は2年間)、運行管理者の補助者としても運行管理業務に従事することができなくなります。(旅客自動車運送事業運輸規則第47条の9の改正)
 (※なお、2年間の欠格期間は将来5年程度に延長される方向で法改正の予定です)
■乗務員台帳に「運転者の運転経歴」を記載──バス・タクシー等の旅客自動車運送事業者が作成する「乗務員台帳」には、運転者の運転経歴を記載しなければならなくなります。(旅客自動車運送事業運輸規則第37条の改正)
■運賃の上限・下限額を明記し、手数料書類も保存──貸切バス事業者が旅行業者と取り交わす運送申込書/引受書の記載事項の中に、運賃・料金の上限額・下限額が追加されます。
 また、貸切バス事業者は、運送の申込者に対して支払った手数料等の額を記載した書類を1年間保存しなければならないことになります(取引環境の適正化を図ることが目的)。(旅客自動車運送事業運輸規則第7条の2、および関連した告示の改正)
■増車届出時には、運行管理体制図、整備記録簿などの書類を添付──貸切バス事業者が、増車等の手続き(事業計画の変更)を行う際には、届出時に以下の添付書類提出が運輸支局等から求められます。(関連した通達の改正)
1)  営業所ごとに配置するバスの台数により義務づけられている常勤の有資格の運行管理者の員数を確保できていることを示す書類=運行管理体制図 。
2)  増車予定のバスが中古車である場合は、そのバスの定期点検整備記録簿の写し。

 ※バス関係で12月以降に施行される内容もあります。詳しくはこちらを参照

  

■11月の安全運転管理ごよみ (2016年/平成28年)

日  付 行 事 等

 1日(火)~

 30日(

過重労働解消キャンペーン(過労死等防止啓発月間──厚生労働省が主唱し、著しい過重労働や賃金不払残業の撲滅に向けた監督指導や電話相談などを実施します。

 ★著しい過重労働、長時間残業はないか?

 ★36協定の違反はないか?

 ★悪質な賃金不払残業はないか?

 1日(火)~

 30日(

エコドライブ推進月間──警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省で構成するエコドライブ普及連絡会は、11月をエコドライブの推進月間として積極的な広報を行いエコドライブ研修会などを通じて普及・推進を図っています。詳しくは、環境省のWEBサイトを参照してください

 1日(火)~ 

 30(水)

・フォークリフト等の特定自主検査強調月間──フォークリフトなど荷役運搬機械や建設機械は資格を持つ検査者による年1回特定自主検査が必要、その啓蒙月間です(詳しくは、建設荷役車両安全技術協会のWEBサイトを参照してください)。

 1日(火)

 14日(月)

・「危険物の荷卸し時における相互立会いの推進」キャンペーン──石油連盟、全日本トラック協会 タンクトラック・高圧ガス部会などの共催。石油や高圧ガス等の荷卸し時に荷卸側・荷受側、双方の危険物取扱者立会いを行い事故防止を徹底することを求めています。詳しくはこちらを参照

 3日(

・文化の日(祝日)──旧「明治節」、戦前は明治天皇の誕生日であることから祝日でした。

 7日(月)

・自動車安全運転シンポジウム 2016

 会場:一橋講堂(東京都千代田区 学術総合センター内)

 主催:自動車安全運転センター

 テーマ:高度な安全運転支援システムと共存する交通社会に向けて

     菅沼 直樹 金沢大学准教授 ほか

 入場無料/事前申込み制(10/24締切) 申込みは専用URLへ →

 7日(月) 

・立冬──24節気の一つ。暦の上での冬の始まり。日の光が弱くなり、

 朝夕など冷え込む日が増えてきます。

 8日(火

・11月の製品安全点検日──経済産業省は、毎月第二火曜日を「製品安全点検日」として、製品の安全な使用法やリコール製品等についての情報提供・注意喚起を行っています。

 9日(水)

・119番の日──消防庁が電話番号「119」に因んで1987(昭和62)年に制定しました。

 9日(水)~ 

 15日(火)

秋季全国火災予防運動 ──消防庁が1950(昭和25)年から全国的に展開している運動です。火災の起こりやすいこの時期、119番の日を起点として行われます。

 10日(木

いい点灯の日──おもいやりライト事務局」が企画する一斉点灯の実施日。11.10(イイ テン トウ)の語呂合わせから。「見るためだけではなく、見られるための光を」を合言葉に点灯を呼びかけています。

 11日(金

交通科学研究会 平成28年度 第2回研究討論会

 会場:大阪市立大学梅田サテライト101番教室(大阪駅前第2ビル)

    14:30~17:00

 テーマ:奈良県の高齢者の交通安全について

 討論者:追手門学院大学     東正訓氏

     大阪国際大学      山口直範氏

     修成建設コンサルタント 森畑正人氏

 11日(金 

 12月2日

平成28年度(第2回)運行管理者試験 申請期間

 ──ただし、インターネットによる申請は12月12日(月)まで。

 詳しくは、運行管理者試験センターのWEBサイトを参照

 【試験日】平成29年3月5日(日)

 14日(月 世界糖尿病デー──国際連合(国連)が2006年採択しました。厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、男性の15.5%女性の9.8%は糖尿病が強く疑われると言われています(平成26年度)。血糖値管理を徹底して低血糖症状などによる意識喪失事故を防ぎましょう。

 15日(火

・七五三

 16日(水)

 1月10日(火)

第56回「正しい運転・明るい輸送運動」

 全日本トラック協会主催──詳しくは、全ト協のWEBサイトを参照してください 。 

 17日(木)

・第52回 全国陸上貨物運送事業労働災害防止大会

 会場:ホテルハマツ(福島県郡山市虎丸町3番18号)

 主催:陸上貨物運送事業労働災害防止協会

 詳しくは、同協会のWEBサイトを参照してください。

 19日(土) 

食育の日──家族そろって楽しく食卓を囲むなど、皆さんも、食育の日をきっかけに自分や家族の食生活を見直しましょう。

 20日(

 世界道路交通犠牲者追悼の日(毎年11月第3日曜日) 

  詳しくは「道路交通犠牲者の日」世界事務局の WEBサイトか、 イギリスのロードピースのWEBサイト(英文)を参照してください。

 ※The World Day of Remembrance for Road Traffic Victims

 22日(火)

・小雪──24節気の一つ。陽射しは弱まり、冷え込みが厳しくなるころ。木々の葉は落ち、平地にも初雪が舞い始めます。

 23日(

勤労感謝の日

   

 11月~12月

過重労働解消のためのセミナー(厚生労働省委託事業)──詳しくは、

 過重労働解消セミナー運営事務局のWEBサイトを参照

 11月中旬

平成28年10月末における交通事故発生状況の公表(警察庁)

 11月下旬

・関東運輸局主催「貸切バス事故防止講習会の開催」──11月22日~29日にかけて、各運輸支局単位で開催。詳しくはこちらを参照

  12月中旬

荷役災害防止担当者への安全衛生教育講習会(陸運業向け)

  (陸災防各都道府県支部

 11月下旬

・平成28年10月末の労働災害速報

 (陸上貨物運送事業労働災害防止協会

 11月下旬

・平成29(2017)年使用 交通安全年間スローガンの公表

 毎日新聞紙上、全日本交通安全協会HPなど

 

 

 ◆11月の日没時間国立天文台天文情報センターによる)

 1日(火) 福岡 17:26 大阪 17:04 東京 16:46

 15日(

福岡 17:16 大阪 16:53 東京 16:34
 30日(水) 福岡 17:10

大阪 16:47

東京 16:28

「早めにつけよう おもいやりライト
 運動に取り組みましょう!

 11月になると関東地方や近畿地方では午後4時台に日が暮れます。4時には点灯を意識するという姿勢が必要です。九州でも5時前に点灯しましょう!
 早めに点灯する配慮が交通事故を減らすことに結びつきます。遅くても日没の30分前にはぜひ点灯するとともに、歩行者の見落としなどを警戒して運転してください。

 「おもいやりライト運動」は、夕暮れ時のヘッドライト早期点灯を ドライバーに呼びかけて交通事故を削減する運動です。横浜の運動事務局の呼びかけに呼応して全国で点灯活動を展開する動きが出ています。


 詳しくはおもいやりライトのサイトを参照してください

 

 また、JAF(日本自動車連盟)も早期ヘッドライト点灯キャンペーンを展開し、JAFインターネットWEBサイトでライト点灯に関して様々な情報提供をしています。

 ※詳しくは JAF Safety Light のサイトを参照してください

 
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