一時停止をしても安全確認を怠ったら意味がない - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

一時停止をしても安全確認を怠ったら意味がない

写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません
写真はイメージです。文中の事故とは関係がありません

 さる10月4日午後2時40分ごろ、東京都の銀座の交差点で、男性俳優が運転する車とタクシーが出合い頭に衝突する事故がありました。

 

 事故の現場は、一方通行が出会う交差点で、男性俳優が運転する車は一時停止をして止まったものの、交差点に進入した際に右からきたタクシーと接触したものです。

 警察では、俳優の安全確認が不十分だったとみています。

 

 信号のない交差点を通過するときに、一時停止標識や標示にしたがって停止するのですが、そのとき交差道路の安全確認が疎かになる人がいます。

 

 その原因はいくつかありますが、代表的なものは「一時停止をしたことで安心する心理」です。

 この心理のせいで、交差道路をチラッと見て車は来ていないとすぐに判断したり、ピラーの死角に隠れている車を頭を動かして確認しないなど、いい加減な安全確認で済ますことになるのです。

 

 信号のない交差点では、一時停止をすることが目的ではありません。一時停止をして交差道路の安全確認をしっかりとすることを忘れないでください。

 

(シンク出版株式会社 2019.10.10更新)

■出会い頭事故の危険に気づいて事故を防ぎましょう

小冊子「自分で気づこう!!出会い頭事故の危険」は、出会い頭事故の発生する要因を6つに分類し、それぞれの要因別に事故事例とデータを紹介しています。

 

また事例に関連した設問を設定していますので、チェックすることにより、自分自身にどういった出会い頭事故の危険が潜んでいるかに気づいていただくことができます。

 

【詳しくはこちら】

トップに戻る パソコン版で表示