2013年

12月

25日

トンネルなどの融雪装置を過信しないで

トンネル出入口でスリップ

 雪道・凍結道で滑りやすいのは、トンネルの出入口付近だということを皆さんもよくご存知だと思います。

 トンネル出入口には雪やみぞれが吹き込みやく、気温が下がると出口付近で凍っていることがあります。トンネルの中は路面が乾いていて走りやすいのでスピードを出しやすく、凍結に気づかないまま、トンネルの外が雪なのを見た時に減速してスリップ……といった事故が多いのです。
 凍結路面の上では、強いブレーキを踏まなくても、アクセルを戻しただけでエンジンブレーキがかかってスリップすることがあるので注意が必要です。

 しかし最近、高速道路や新規開通の高規格道路などでは、凍結しないようにトンネルの出入口の内側から外側にかけてロードヒーティング装置(融雪装置)が施工してある場所が徐々に増えてきました。
 少しぐらいの雪であれば、道路下に施設されたパイプの温水や地中熱、赤外線ヒーターの照射が雪を溶かしてしまうので、トンネル内の乾いた路面を走行しているのと同じような感覚で快適に走行できる場所もあります。

 しかし、こうした措置がしてあると、つい油断してしまうのが人間の心理です。トンネル出口付近も昔のようには滑らないと思って安易にブレーキを踏むと、中には出入口に融雪措置が施してないトンネルがあります。
 また、トンネルとトンネルの間の道路がまったく融雪措置をしていなくて、そこだけ凍結していることもあります。短いトンネルが連続している場所で、むしろトンネルを出てからしばらく行って滑る、といった事故があります。

 融雪装置は事故防止に有効ですが、これを過信しすぎないで、冬道では細心の注意を払って走行するように心がけてください。


(シンク出版株式会社  2013.12.25更新)

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