非接触事故でもひき逃げになる

 さる1月20日、高知県警は昨年10月14日に、高知市内の交差点を車で左折した際、左前の歩道から自転車で走ってきた高校1年の女子生徒の進路を塞いで転倒させ、顔の骨を折る重傷を負わせたまま立ち去ったとして、運転していた男性を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで書類送検しました。

 

 男性は、顔から血を流してうずくまる女子生徒に「ごめん」と声を掛け、ハンカチと千円札2枚を手渡したものの、警察や消防には通報せずにその場を去っていました。

 

 こうしたケースは「非接触事故」と呼ばれていますが、車と自転車が衝突したわけではないので、運転者としては過失がないように勘違いしやすいのですが、接触していなくても事故の原因を作っており、車の運転者に責任があるのは明らかです。

 

 過去に、大型トラックが直進バイクの前を右折してバイクが転倒してライダーが重傷を負ったケースで、トラック運転者の過失を75%と認定した裁判例もあります。

 

 たとえ相手と接触していなくても、自分の軽率な運転行動で事故を誘発したら、大きな責任を問われることを肝に銘じ、安全運転を徹底してください。 

(シンク出版株式会社 2021.1.26更新)

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