交通事故の賠償が一生続くこともある

 

 交通事故では、運転者の一瞬のミスによって大きな悲劇を生むことがあります。危険運転をしようといった悪意がなくても、うっかり事故で相手を死亡させたり重度の障害を負わせる可能性もあります。

 

 うっかりミスで死亡事故や重度障害事故となった場合は、刑事罰が厳しいというよりは民事罰である損害賠償責任が加害者に大きくのしかかり、1億~2億円という賠償例も少なくないので、任意保険に加入していないと経済的危機を迎えます。

 

 そして、賠償が一時の金銭支払いで終わらずに、重度障害になった被害者への「定期金賠償」を求められることもあります。4歳児が重度障害になった事故の民事訴訟では、加害者が18歳から67歳までの就労可能期間中ずっと継続して月々賠償金を支払うことが命じられた判決がありました。

 まさに、一生続く賠償です。

 

 さらに、被害者の後遺障害の程度が著しく重篤化したときは、賠償金の見直し(増額)を訴えることを認める最高裁判所の判決例もあります。

 

 交通事故は保険で何とかなるなどと軽く考えるのは禁物です。事故を起こすと人生が狂うと肝に銘じておきましょう。 

(シンク出版株式会社 2021.4.27更新)

■「安全管理の法律問題シリーズ」新刊、好評発売中!

 この冊子は、事業所の安全業務を行うにあたって、さまざまな法律上のトラブルから事業所を守るために知っておきたい法律知識を清水伸賢弁護士がわかりやすく解説する「安全管理の法律問題」の続編です。

 

 前作では紹介できなかった事例を中心に、疑問点の多いテーマを取り上げわかりやすく解説しています。前作をすでにご購入いただいた方にもおすすめの内容です。

 

 各テーマにはチェックリストや、ポイントをビジュアルに紹介していますので、難解な法律知識もわかりやすく理解することができます。

 

【詳しくはこちら】

今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

4月30日(火)

サイト内検索
運行管理者 安全運転管理者 出版物 教材

──新商品を中心に紹介しています



──ハラスメント、ビジネスマナー教育用DVDを好評発売中です

運行管理者 指導監督 12項目 トラック 貨物運送事業所
交通安全 事故防止に役立つリンク集
安全運転管理.COM 交通安全 事故防止 安全運転管理 運行管理 教育資料 ドライバー教育 運転管理

当WEBサイトのコンテンツの利用、転載、引用については「当サイトのご利用について」をご覧ください。

弊社WEBサイト、出版物においては「普通自転車」を「自転車」と表記しております。

詳しくはこちらをご参照ください。