皆さんは、運転席のドアを開けるとき、後方を十分に確認していますか?
サイドミラーをチラッと見て、「後方から車が来ていない」と思い、バッとドアを開けると、車のすぐ横のミラーの死角を走ってきた自転車や原付などと衝突することがあります。
2011年1月30日、京都市でこのような事故があり、自転車に乗って走っていた高校の女性教諭(28歳)が路肩に止まった乗用車の開けたドアに当たって転倒、すぐ後ろを走っていたトラックにはねられ死亡しました。乗用車のドライバーは車から降りようとして後ろをよく確認しないでドアを開けたのです。
亡くなった教諭は、女子ラグビーの元日本代表でも知られ、最近はレフェリーも務めていて、その存在を惜しむ声が高く、家族や教え子だけでなくラグビー界にとっても大きなショックを与える事故となりました。
ドライバーには降車時の安全確認義務があります。ドアを開ける場合、ミラーだけではなく、直接自分の目でも確認し、ゆっくりと開けるように心がけましょう。