昨年(平成22年)5月、中央自動車道でパンクした乗用車が路肩付近でタイヤ交換している最中に、後続の大型トラックにはねられて3人が死亡する事故が起きました。
その初公判が2月28日開かれましたが、その報道をみると、少し気をつけていれば事故は防げたのではないかという点がいくつかあります。
一つは、乗用車は車線にはみ出しており、右後輪をパンク修理していたため、走行車線に出ていた点です。もう一つは、三角停止表示板や発煙筒を出していなかったことです。
高速道路でトラブル対処法について何度かお話をしましたが、高速道路上で停止するのは常に後続車に追突される恐れがあります。ましてや、三角停止表示板や発煙筒出さずに走行車線にはみ出してパンク修理するのは、非常に危険です。
高速道路でトラブルが発生した場合には、できるだけ安全な場所に車を止めてすみやかに救援を呼び、救援が来るまでガードレールの外などの安全な場所で待機しておきましょう。