対向車線が渋滞していてノロノロ運転となっているのに、自分が走る車線はスイスイと運転できることがよくありますね。
このような状況でいちばん注意しなければならないのは、渋滞車両の間から道路を横断してくる歩行者や自転車です。
歩行者等は、車体の死角に隠れているため、直前になるまで発見できないことが多く、あまり自分の車線がスイスイ行けるからと油断して走行していると、飛出しに対応できなくなります。自分の車線がすいているからといって、スピードを出して前だけを見て走るのは危険です。
また、渋滞車列の動きにも注意しておかなければなりません。
車列が少しでも動いている間は、歩行者等が渡ってくる可能性は低いのですが、渋滞車列の動きが止まったときには横断してくる可能性が高まるからです。
とくに、近くに横断歩道があったり、コンビニがあったり、人の往来が頻繁な場所を通行しているときには、渋滞車列の動きが止まったときには、飛出しに十分注意してください。
■窓越しや床下から情報をとろう
渋滞車両の間にいる歩行者等はなかなか見つけにくいのだが、よく注意していると、窓越しや屋根越し、車体の床越しに歩行者や自転車が見えることがある。
対向車線が渋滞している道路を走行するときには、歩行者等に飛出しを予測してスピードを控え目にしておくとともに、車列の間にも注意を向けて横断歩行者等の情報をチェックするようにしよう。