さる4月12日、平成19年7月に北九州市の私立保育園で、園外保育から戻ったワゴン車内に2歳の園児が放置され、熱射病で死亡した裁判の判決が福岡地裁小倉支部であり、保育園側に約5千万円の支払いを命じました。
車内に残された子どもが熱射病で死亡する事故は、毎年のように報道されていますが、こうした事故が発生するのは、真夏だけではありません。これから5月を迎えますが、その日差しは意外と強く、締め切った車内の温度は50度を超えます。
平成19年4月26日にJAFが行った実験では、最高気温が23度と比較的過ごしやすい日だったにも関わらず、車内温度は50度近くまで上昇し、車内に置いた一部の缶入り炭酸飲料が破裂しています。
外気温が高くないと油断しやすいのですが、車内は50度以上になり、子どもを10分程度放置しただけでも「脱水症状や熱中症」を招く恐れがあります。
真夏はもちろんですが、春先から初夏にかけても、少しの時間だからといって、車内に子どもを残さないようにしましょう。
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