私たちは、相手の行動や考え方を判断するときには、往々にして自分の判断基準を当てはめて判断していますよね。
これは交通の現場でも同じはないでしょうか。
たとえば、前車に追従して走行しているとき、ドライバーは、自分の運転行動基準に照らし合わせて前車の行動を決めつけることがあります。
そうした判断が現われやすい典型的な場面が、交差点手前で青信号から黄色に変わったときではないでしょうか。
後続車のドライバーは、そのときのスピードや黄色に変わったときの交差点までの距離、交差点の大きさなどを瞬時に判断して、自分なら通過するので、前車もそのまま通過するだろうと判断します。
当然のことですが、運転に対する判断基準は、1人ひとり異なるわけで、前車が止まることもあります。そのとき、漫然と追従していると追突することになります。
相手の行動を考えるときには、自分の判断基準を捨てて、「前車は停止するかもしれない」などと考えましょう。
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