乗用車や小型トラックのブレーキ倍力装置はエンジンの力を利用しているので、エンジンを切ると急にブレーキペダルが重たくなり、効きが悪くなるということをご存知ですか。
坂道でエンジンを切って事故を起こした事例があります。2010年6月、静岡県で「赤信号でエンジンを切るのがエコドライブ」と信じていたドライバーが下り坂の交差点で乗用車を停止させた際にエンジンを切ったところ、車が動き出してしまい、前にいた車7台と接触する事故を起こしたのです。
エンジンを停止すると油圧に伝わる力が弱まるので、大きな力で踏み込まなければブレーキは効かなくなりますが、ドライバーはそのことを知らなかっために車を止められなかったのです。アイドリングストップはエコドライブにつながりますが、時と場所を考えてエンジンを切りましょう。
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