先日、あるベテラン運転者の人とお話しする機会があり、その方が「さすが!ベテラン」という話をされていましたので、紹介したいと思います。
車を運転していると、隣の車線から強引に割り込まれることがありますね。そのとき、たいていの人は、「こんな狭い所に、危ないじゃないか!」と憤ります。なかには、「車間距離をあけると割り込まれるから、あまりあけないようにしている」というドライバーもいます。
しかし、ベテラン運転者の車間距離に対する捉え方は違っていました。
「割り込まれたと感じるのは、前車との車間距離が短すぎるからです。車間距離をあけていれば、割り込まれたとは感じません」というわけです。
どういうことかと言いますと、前車と車間距離をあけていれば、隣の車線の車が前に入ってきても、割込みではなく単なる車線変更になります。「車線変更なら腹も立たないでしょう」と涼しい顔で言われました。
皆さんも、他車から割り込まれたと感じたら、「それは車間距離が短かったせいだ」と思い直してみませんか。そうすれば、腹も立ちませんし、何よりも安全運転にもつながりますよ。
交通安全教育資料のご案内
シンク出版では事業所等での交通事故防止教育に役立つ教育教材を出版・販売しています。
一般ドライバー向け、トラック・バスドライバー向け教材のほか、教育用DVDなども多種揃えておりますので、お気軽にお問い合わせください。