皆さん、「ブレーキは車を止めるものじゃない」というと、「何をおかしなことを言ってるの。じゃあ何で車を止めるの?」と思われるかもしれません。
確かに、車を止めるのはブレーキですが、それだけに頼り過ぎると危険なことがあるという話をしたいのです。
ブレーキを踏むと、たいていの場合は車は止まりますね。しかし、路面状態によっては車が止まらないことがあります。
そうです。雪道や雨の日などのスリップしやすい路面では、ブレーキを踏んでも車は止まってくれませんよね。
つまり、ブレーキを踏んで確実に止まるのはタイヤの回転だけで、必ずしも車が止まるとは限りません。
では、どうすれば確実に車を止めることができるでしょうか。それは、今走行している交通状況に合わせたスピードで走行することに尽きると思います。
「ブレーキは車を止めるのではなく、タイヤの回転だけを止めるもの」ということを考えて、安全なスピードコントロールを心がけましょう。
「危険予測訓練12か月」は、交通場面の危険だけではなく、運転者の心理に潜む危険も予測する、新しいタイプの危険予測訓練ツールです。
季節特有の危険要素を取り入れた問題場面を12か月分(12シート)用意していますので、PDFを印刷して配布したり、パワーポイント(※)を使用して指導するなど、時宣に応じた危険予測訓練を実施することができます。