誰でも経験があると思いますが、車を運転していると、何かをきっかけにして「先急ぎの心理」が強くなり、無理な追越しなど危険な運転行動をとることがありますね。
こうした「先急ぎの心理」に陥りやすい一番の要因は、時間的余裕がないときです。
出発時間が遅れたり、途中で渋滞に巻き込まれたりして時間的な余裕をなくすと、ほとんどの人は一刻も早く目的地に行こうと、「先急ぎの心理」に陥ってしまいます。
追い立てるように前車との車間距離を詰めたり、信号の変わり目に強引に交差点を通過するような運転をしたら、それはすでに「先急ぎの心理」に陥っている証拠です。
こうした心理に陥ると、運転に必要な情報を見落としたり、自分に都合のよい判断をするようになり、その結果事故になる危険性が高くなります。
大切なことは、こうした危険な運転をしているということに自分自身で気づくことです。
そうすれば、「こんな運転をしていたらいつかは事故を起こす」と冷静に自分自身を見つめ直すことができ、気分も落ち着いて日頃の運転を取り戻せるはずです。
(2011.6.13更新)
このDVDは、普段から安全運転を心がけているという3人のドライバーの運転を5台のカメラを使って撮影し、運転指導のプロが映像を分析しています。
その分析から、自分の意識と実際の運転のギャップや、安全確認のポイント、運転の疲れ対策などを紹介し、「しているつもり」の安全運転に警鐘を鳴らします。