車を運転していて、先を急いでいたりすると、自分では「少し危険かな」と感じていても、強引に行動してしまうことがありますね。
たとえば、交差点内で右折待ちをしているときに、対向直進車が迫っている場面があります。そんなときに、「少し対向車が接近しすぎているかな」感じていても、先を急いでいると「まあ、何とか大丈夫だろう」と強引に右折することがあります。
このように、危険(リスク)を認識しながら、あえて危険な行動をとることを「リスクテイキング(危険敢行度)」と呼んでいますが、当然このようなリスク行動は、事故に結びつく可能性が高いわけです。
右折に限らず、車線変更など、それまでの運転行動を変えるときには、「少しでもリスクがあるな」と感じたら、絶対に行動を起こさないようにしなければなりません。
ただし、リスクの感じ方は人それぞれ違いますので、「ギリギリ行けるかな」「少し無理をしたら行けるかな」などと感じたときは、「リスクがある」と考えるようにしてください。
シンク出版では、交差点を「左折する」、「右折する」、「直進する」場合の危険度をチェックし、自らの運転行動の問題点を理解したうえで、運転目標を定めて交差点事故を防ぐことをねらいとした「交差点事故の危険度をチェックしよう」を出版・発売しています。