2011年8月今月の運転管理

■「過労運転・居眠り運転」の防止に取り組もう!

過労運転 居眠り運転

 今年も猛暑が続いています。8月には、ドライバーの心身の疲労もピークに達し、運転中にボンヤリしたり覚低走行に陥ることが少なくないので、いつものような運行スケジュールでは危険が伴います。

 

 8月には十分な休憩をとり、過労運転、居眠運転を防止するよう指導しましょう。

早目の休憩 90分リズム 過労運転防止

・人の身体は90分リズムで活動している
 人間の生体リズムに関しては様々な研究があり、最近はかなり詳細にわかってきました。

 

 24時間の間に明け方と昼過ぎに眠気の強くなる「サーカディアン・リズム」がよく知られていますが、最近話題になっているのは、睡眠・覚醒の周期として約90分という短い周期が基本になっている「ウルトラ・ディアン・リズム」という生体リズムです。

 

 眠っているときには、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠のセットを90分単位で繰り返していますが、起きているときも90分単位で脳の活動が変化し、90分周期で集中力が落ちることがあるというものです。講習や授業でも90分が限度です。ですから、90分運転したら休憩するのが、疲労防止や「うっかりミス」防止の一つの指標と言われています。

 

 高速道路などを運転していると、90分の休憩は早いような気がするかもしれませんが、早めの休憩が過労防止には効果的です。

メラトニン 分泌 眠気

・眠気防止には強い光を浴びる

 夜間運転時に眠気を覚えたときには、迷わず停止して、サービスエリアなど道路外の安全な場所で仮眠を取ることが大切です。

 眠いなと思いながら「もう少しなら、大丈夫だろう」と我慢して、次に気づいたときには居眠運転で事故を起こした直後──ということがよくある例です。


 サービスエリアなどで仮眠した後の目覚まし策として効果があるのは、自動販売機の前やコンビニの前など、明るい光のあるところで身体を動かしウォーミングアップすることです。

 眠気を誘発するメラトニンというホルモンは暗くなればなるほど、血液中への分泌量が高まります。日がくれたら徐々に眠くなるのは自然の摂理です。

 反対に強い光を浴びると、メラトニンの分泌を抑えることができるからです。

 

※メラトニン分泌のグラフは、睡眠教育ハンドブック「睡眠教育のための生活指針」:滋賀医科大学睡眠学講座・滋賀大学教育学部発行より

◆重点推進項目

【すべての安全運転管理担当者の皆さんへ】

高速道路 故障 路肩 衝突
故障したら路外に避難を

・高速道路におけるトラブル防止

 夏休み中の帰省やレジャーで高速道路を利用する人が増えますが、最近、点検不備による車両トラブルが目立つので、タイヤ空気圧、残り溝のチェック、燃料など最低限の確認をするように指導しておきましょう。

 とくにタイヤトラブルは危険で、高速道路での路肩におけるパンク修理で後続の車が衝突する重大事故が発生しています。

 

・二輪車の事故防止指導

 8月19日はバイクの日です。夏休みは二輪車でツーリングする人も多いので、この日にちなんで各地でイベントが実施されますが、事業所でも二輪車や原付利用者の運転指導などに取り組んではいかがでしょうか。最近は、女性の二輪車利用者も増加し、通勤などで原付を利用する人の中には自転車感覚で乗っている人も多いようです。車両としての交通ルールを理解しているか、道路端の障害物を避けるとき後方の安全確認をしているか、など基本的な安全指導を実施しましょう。

 

・現場での確認・指導を

 暑いとつい事務所から出るのがイヤになり、電話やメールで現場に指示をしがちです。しかし、暑い現場で頑張っている人たちに、「ヘルメットをちゃんと被れよ」などと電話で言うようでは、「何だ!」と反感を買うだけで大切なことは伝わりません。現場に行って、一緒に汗を流しながら安全作業について確認する姿勢を示しましょう。

 

・過剰節電による体力低下を警戒

 節電対策が進み、事務所の冷房設定温度も上げていると思いますが、社外から帰社したドライバーには十分なクールダウンも必要です。ある事業所では、小さな冷房ルームを作り、そこだけはエアコンを効かせることができるようにしています。暑い外回りから帰った営業マンや時間待ちの顧客が、この部屋で涼んで冷たいお茶でも飲めば、エアコンをセーブした事務所に入っても快適に過ごすことができ、熱中症予防にもなります。

 

・秋の全国交通安全運動の準備

 夏のうちに、9月の交通安全運動について準備を進めておきましょう。各職場グループに独自の活動アイデアをつのり、交通安全運動行事の分担表を作成しておきます。また、ポスターや配布資料の制作発注も早目にして、9月には各職場に配布できるように手配しましょう。

【事業用自動車の管理者の皆さんへ】

・運行管理者試験の準備

  8月28日に行なわれる運行管理者試験準備として、試験を受ける社内のドライバーなどに対して、直前まで重要ポイントを指導しましょう。

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◆8月の管理ごよみ (2011年/平成23年)

1日(月)

夏の省エネ総点検の日

1日(月)~

31日(水)

・「道路ふれあい月間」

── 国土交通省では、毎年8月を「道路ふれあい月間」として、道路の正しい利用や道路愛護活動の推進に努めています。詳しくは 同省のWEBサイトを参照してください。

 推進標語(最優秀作)

  「ふしぎだね この道歩くと ほっとする」

  「この道で 今日もドラマが 生まれてる」

  「よい事が ありそう今朝の 光る道」

1日(月)~

31日(水)

・「食品衛生月間」

── 厚生労働省では、毎年食中毒の発生しやすい8月に食品衛生管理の徹底を呼びかけています。

 【参考】 食中毒予防のポイント(食品安全委員会)

5日(金)

タクシーの日

── 大正元年(1912年)のこの日、千代田区有楽町で我が国初のタクシー開業。T型フォード6台で営業を開始しました。

6日(

~7日(

・二輪車安全運転全国大会(全日本交通安全協会)

──三重県鈴鹿市・鈴鹿サーキット

8日(月)

・立秋

9日(火)

・製品安全点検日

──毎週、第2火曜日は、火二(ひに)注意/経済産業省

10日(水)

・道の日

── 国土交通省による

19日(金)

・バイクの日

── 平成元年(1989年)に当時の総務庁交通安全本部が二輪車事故を防止するため定めました。

20日()

・交通信号の日

── 昭和6年(1931年)のこの日、東京の銀座、京橋に3色の交通信号機が設置されました。
23日(火) ・処暑
28日( ・平成23年第1回 運行管理者試験

30日(火)

~9月5日(月)


・防災週間

 ── 9月1日の「防災の日」を中心とする1週間の運動。災害に対する備えや心がけ、避難方法の周知などを確認します。

 

8月中旬

・平成23年7月末における交通事故発生状況公表(警察庁)

8月下旬 ・お盆時期10日間の交通事故発生状況公表(警察庁)
8月下旬

・「自動車点検整備推進運動(9~10月実施)」の広報

 (国土交通省)



 

8月の日没時間 (国立天文台天文情報センターによる)

1日(月) 福岡 19:19 大阪 19:01 東京 18:46
15日(月) 福岡 19:06 大阪 18:47 東京 18:32
30日(水) 福岡 18:46 大阪 18:27 東京 18:11
今日の安全スローガン
今日の朝礼話題

11月15日(金)

道路規制標識を見たら早めに車線変更を運転中に必要のない行為をしない行為をしない

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