ワゴン車など多数の人を乗せるときの危険

ワゴン車 多人数乗車

 夏休みには、児童・生徒とともにスポーツ大会に参加したり、親戚の子どもを海や山に連れて行くなどの理由で、白ナンバーのワゴン車やマイクロバスに多数の乗員を乗せて走行している車をよく見かけます。
 皆さんも、こうした車の運転を頼まれる機会があるかもしれませんが、乗員が増えると、車の運行はそれだけ「危険も責任も大きくなる」ということを肝に銘じてください。
 
 今年5月に山形県で、山岳部員の高校生12人を乗せて教員が運転するワゴン車が、ブレーキをかけても止まりきれず、林道から転落して全員が重軽傷を負った事故がありました。斜面に木が生えていなければ死亡事故になったと思われる事故です。定員8名の車に4名も超過していたこと、冬用のスタッドレスタイヤを装着していてブレーキが効きにくかったことなどが原因ではないかと言われています。

 

 7月には、大分県で高校野球部のマイクロバス運転を依頼された保護者が追突死亡事故を起こし、自動車運転過失致死傷罪で逮捕されてしまった事例もあります。

 

 乗車人数が多い場合は、車両重量が増えて車の挙動に影響を与え、運転が非常に難しくなりますので、ベテランドライバーでも注意が必要です。 
 乗員が多いとブレーキの効きが悪くなるだけでなく、カーブでの横転事故なども起こりやすくなります。1人で運転しているときとは全く状況が違うことを認識して、スピードを十分落とし、ハンドル・ペダル操作などを極めて慎重に行う必要があります。

 

 人を運ぶのは本来「プロの仕事」です。多くの子ども達を乗せる車の運転を安易に引き受けることは慎みましょう。

(2011.8.17更新)

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