追突事故の多くが、わき見運転で発生していることは、ご存知ですか?
車間距離をあけるのは安全運転の基本ですが、たとえ十分な車間距離をとって走っていても、わき見することで安全の担保はなくなります。
たとえば、カーステレオやカーナビを操作しようとして、ほんの一瞬前から目をそらしたつもりでも、2秒間ほどわき見することが多くあります。そのとき、どれぐらい車が走行しているかを考えてみてください。
時速40キロ程度でも、秒速11.1mなので約22m走行してしまいます。時速50キロの場合は、28m走行します。
この距離だと、30mぐらいの車間距離をとって走行していても、わき見をしている間に前車が止まってしまえば、目を前に戻したとき追突事故は免れません。
試しに、ほかの人に運転をしてもらって、助手席で目をつむってゆっくりゼロイチ、ゼロニと数えてください。
約2秒の時間ですが、目をつむって走行することの怖さがわかると思います。目をそらしているのは目をつむっているのと同じなのです。これが、わき見運転の怖さです。
どうか運転中は、前から目を離さないことを心がけてください。
(2011.8.19更新)