夜間、車を運転していると、車のヘッドライトや信号など強く明るい光には自然と注意が向きますが、弱く小さな光はドライバーには気づかず見逃しがちになります。
たとえば、バイクのライトは1灯しかないために、2灯以上ある四輪車のライトに紛れてしまうことがあります。また、歩行者や自転車がつけている反射材も、よく注意していないと見逃してしまいます。
したがって、夜間はたとえ小さな光でも見逃さずに、注意を向ける必要があります。わずかに光るものを見つけたときには、そこに歩行者や自転車などがいることを教えてくれているからです。
道路にも、小さな光がつけられており、道路形状がわかります。たとえば、街灯のない暗い交差点の路面には、光が点滅する道路鋲が設置されていて、そこが交差点であることを知らせてくれます。また、カーブ地点に設けられたデリニエータ(視線誘導票)の反射光で、カーブの形状がわかります。
夜間は、どんな小さな光の情報も、見逃さないようにしてください。
(2011.8.24.更新)
シンク出版では交通場面と、運転者の内面にある危険を予測することができる危険予測訓練ツール「危険予測訓練12か月」を好評発売中です。