皆さんは止まりたい場所を通り過ぎてしまったり、反対車線に目的地があった場合にはどうしていますか?
「Uターンをする」と答える人が多いでしょうが、「Uターンは危険である」とよく言われていますよね。なぜ危険なのでしょうか?
先日ある交差点でUターンにかかる時間を調べてみました。そうしますと、Uターンを初めて完了するまでの時間は約7秒であることがわかりました。
7秒といいますと、対向車が時速50kmで接近してきている場合、約97メートルも進む時間になります。
まずはこの距離感覚を読み間違えて、対向車と衝突する危険があります。
それともうひとつは、道幅が狭かったり、ハンドルの切り角が足りなかった場合には1度で回りきれず、切り返しをしなければならないことになります。こうなるとますます対向車との衝突のリスクが高まります。
また対向車にもブレーキをかけさせることになり、対向車線の交通の流れを乱してしまうことになるのです。
このようにUターンはリスクの高い運転行動ですから、Uターン禁止場所ではなくても、左折を繰り返すなどして反対車線に戻るように心がけてください。
(2011.9.07更新)
■2017年3月12日改正指針に準拠
「運行管理者のためのドライバー教育ツール(part3)」は、運転者に指導する際の資料として、「運転者用資料」を多数収録した運行管理者のための指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
点呼時やドライバーミーティングなどの短い時間でも、運行上の危険や安全運転ポイントを指導することができます。
2017年3月に改正されたトラック運送事業者のための指導監督指針12項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。