皆さん、運転席に座ったらエンジンをかける前に、まず、何をしますか?
「ミラーの調整をする」という人は何人くらいいるでしょう。マイカーでも、ミラーに物が触れたりしてミラーの向きが微妙に変わっていることがありますし、社有車などで他の人と共用している車両では、座席位置や体格が違うので、乗車するごとにミラーの調整が必要です。
では、ミラーの調整は何のためにするか、意識していますか。調整は、死角を少なくするためにするのです。
車の周囲にはどうしても死角になって見えにくい場所があります。それをできるだけ減らすことが調整をする目的ですから、ミラーの向きをどう変えればどこがよく見えるようになるか、細かく試してみましょう。
ただし、車の左右の死角をなくそうとして、サイドミラーの向きをあまり外側に開くと、ボディが映らなくなり、距離感がつかめません。適当にボディを映しこんでみて、それで見えなくなる外側がどの程度の場所かをつかんでおくことも重要です。
ミラーの視界をこまめに意識している人は、死角を意識することができる人です。常に死角が頭にあれば、安全確認を熱心にするので見落としも減ることになります。
(2011.9.13更新)
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