最近、死亡事故は減少していますが、高齢者の事故増加や若者の車離れで自動車保険の収支が悪化して、損害保険会社も苦しいようです。
そこで損保各社では、来年(2012年)から自動車保険料を実質的に値上げする方針を固めたそうです。内容は、事故を起こした人の保険料をより値上げする方向です。
現在は、事故を起こして保険金を使うと保険の等級が翌年3等級程度下がり、割引率が減って次年に支払う保険料は5~10%程度高くなる計算になっています。逆に無事故であれば割引率はアップします。この等級制度を見直して、見直し後は事故後の値上げ幅を2倍程度に引き上げる方針です。
つまり、交通事故を起こすドライバーには、「より高い保険料を払ってもらおう」ということです。社会全体の利益から見れば、事故を起こす人の責任を大きくするのは当然のことですが、自分がその仲間にならないように、「事故は本当に損ばかり」ということを肝に銘じておきたいですね。
(2011年9月14日更新)
「危険予測訓練12か月」は交通場面の危険だけではなく、運転者の内面にある危険も予測することができる新しいタイプの危険予測訓練ツールです。