乗用車などを運転して左折をするときに、車体をいったん右に振ってから曲がるクセはありませんか。
内輪差の大きなトラックなどを運転しているときには、右に車体を振らないと左折できないことがありますが、内輪差があまりない乗用車などを運転しているときには、こうした曲がり方をする必要はありませんし、かえって危険ですので絶対にやめましょう。
左折するときに右に膨らむというのは、少なからずスピードをあまり落とさずに左折したいという欲求があります。そういう「先急ぎの心理」に陥っていると、自転車などが飛び出してきたときに対処できません。
また、車体が傾くにつれてバックミラーの角度が変わり後方を正しく映しませんので、後続車を見落とすことにつながります。
さらに、後続車が右折すると勘違いし、バイクなどが左側を走りぬけようとして衝突する危険も考えられます。
正しい左折の方法は、左後方の安全を確認してから道路の左側に寄り、左折地点の30m手前で左折の合図(ウインカー)を出します。そして減速して、左折直前に再度後方を確認してから曲がるようにしましょう。
(2011.10.04更新)