仕事にしろ、レジャーにしろ、フェリーに車を乗せて移動することがあります。フェリーの乗車時間が長くなると、その間につい酒を飲んだりすることがあると思いますが、「飲酒運転」にならないように、飲み方にはくれぐれも注意してください。フェリー内で飲み過ぎて飲酒運転になるケースがあるからです。
フェリーで寝る前に寝酒として飲んだり、退屈しのぎに飲んだりすることを否定することはできませんが、問題はフェリーが目的港に到着して車に乗るときには、アルコールが体内から完全に抜けているという飲み方ができるかどうかです。
一般的に、500ml缶のビール1本を飲めば、4時間はアルコールが抜けないと言われています。これを逆算して考えれば、フェリーが目的地に着く4時間前までに、500ml缶のビール1本を飲み終らないといけないことになります。
これ以上の酒を飲んだり、到着間際まで飲んでいたりすると、アルコールが完全には抜けておらず、そのまま運転すると飲酒運転になってしまいます。
適正な飲酒量を自分でコントロールするのは、簡単なことではありません。ついつい飲み過ぎたり、適切な時間で飲むのを辞めることができないことがよくあります。
したがって、フェリー到着後に車を運転する場合には、できるだけフェリー内では飲酒をすることは避けたほうが賢明ではないかと思います。
(2011.10.13更新)
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