皆さん、「セロトニン」という言葉を聞いたことはありませんか。最近、テレビなどでもよく耳にする機会がありますので、知っておられる方もおられるかと思います。
人間の脳には、興奮時に出る「ドーパミン」や不快時に出る「ノルアドレナリン」などの脳内ホルモンがあり、「セロトニン」は、その興奮や不快感を鎮めるホルモンとして注目されており、体内でとくに重要な役割を果たしている3大神経伝達物質の一つです。
セロトニンは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走を抑え、心のバランスを整える作用があり、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、暴力的になったり、すぐにキレたり、うつ病を発症すると言われており、安全運転にとってとても危険です。
セロトニンの分泌を促すキーワードは、「太陽・運動・食生活」です。
まずは、セロトニンの活性を妨げる生活習慣を改善することが第一です。朝起きて太陽の光を浴び、適度な運動とバランスの良い食事を摂るなど、規則正しい生活を心がけましょう。
また、セロトニンを増やす食物をとることも重要です。セロトニンの材料となるトリプトファンと言うアミノ酸は、体内で生成できません。トリプトファンが多く含まれる牛乳・大豆(豆腐)・ゴマ・プロセスチーズなどを摂ることを心がけましょう。
(2011.10.19更新)