皆さん、雨の日の運転で気をつけなければならないことは、たくさんありますね。停止距離が延びる、視界が悪くなる、スリップしやすいなどです。
しかし、雨の日はこれらの危険以外に、運転者自身の心の中に潜む危険がありますので、注意しなければなりません。
以前、運転者が「濡れたくない心理」によって窓を開けて安全確認をするのを怠る危険の話をしましたが、運転者がチラッと見て「確認したつもりになる」危険もあります。
雨の日は、サイドミラーやサイドウインド、リアウインドなどに雨滴が付いて曇ったりして、見えにくくなっていますが、ちょっと見ただけで安全確認をしたつもりになることがよくあります。
自分の車だけでなく、カーブミラーなども同じです。雨滴が付いていて見えにくい状況になっていても、チラッと見て安全確認をしたつもりになることがあります。
雨滴のついたミラーやウインド越しにチラッと見ただけでは、見落としたりするのは当たり前です。
とくに、先を急いでいたりするとき、こうした心理になりやすい傾向がありますので、雨の日の視界が悪いときこそ、面倒がらずに念入りに安全確認をすることを心がけましょう。
(2011.10.24更新)
シンク出版では、交差点を「左折」、「右折」、「直進」するときの運転ぶりをセルフチェックし、それぞれの危険度を理解することができる参加型教材、「交差点事故の危険度をチェックしよう」(一般車編とトラック編)を作成しました。
交差点事故防止に最適の教材です。