皆さん、車を止めるときに、サイドブレーキを忘れずに掛けていますか?
サイドブレーキを掛ける習慣がついている人は、意識しなくても掛けていると思いますが、習慣化されていない人はときどき忘れてしまいがちです。とくに、急いでいるときには忘れがちになります。
忘れても、止めた場所が平坦な路面ならあまり問題はないのですが、傾斜になっている路面では車が自然に動いて事故になったりしますので注意が必要です。
先日、ダンプカーがコンビニエンスストアに駐車した際に、サイドブレーキを引き忘れたため、ダンプカーは無人のまま後退し、県道で信号待ちしていた別のダンプカーに衝突するという事故がありました。
見た目ではっきりと傾斜が分かるような場所なら、運転者も気をつけてサイドブレーキを引くのでしょうが、わずかな傾斜などは気づきにくく、ついサイドブレーキを掛けるのを忘れてしまうことがあります。
もし、車が動き出したら、人の力で支えるのは困難です。慌てず運転席に乗り込んでブレーキを踏んでください。気が動転して動き出した車を手で支えようとして、塀などに挟まれて死亡するという事故も起こっています。
駐車するときには、急いでいてもサイドブレーキを掛けることを忘れないようにしましょう。
(2011.10.28更新)
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