安全運転の条件としてはいろいろあると思いますが、いちばん大事なものはドライバーの健康ではないでしょうか。
ここでいう健康とは、身体的なものだけではなくメンタル面も含みます。
厚生労働省の調査によると、仕事や職場生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者は約6割にも上ります。なかでも、「職場の人間関係の問題」については4割近くをしめており、こうした問題で不安や悩みを抱えている実態が浮かび上がっています。悩みを抱えたまま車を運転すると、当然運転に集中できませんので、事故を起こす確率が高くなってきます。
悩みを解決する方法として、「誰かに相談する」ことが効果がありますが、具体的な相談相手として「家族・友人」、「上司・同僚」などの割合が高くなっています。
身体的な健康問題は、比較的分かりやすいのですが、精神面の問題を抱えているかどいうかを、外見からは判断することがむずかしく、見逃す場合もあります。
調査にもありますが、相談相手としては友人や上司・同僚が多くなっていますので、日ごろから周りの人とのコミュニケーションをとり、悩みを抱えていないか、意識してチェックすることを心がけてください。
(2011.11.02更新)
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