自転車を追い越す際の「3つのS」 - 人と車の安全な移動をデザインするシンク出版株式会社

自転車を追い越す際の「3つのS」

 今年の3月11日に発生した東日本大震災以降、首都圏を中心に自転車通勤をする人が増え、それにともなって事故も多発しています。
 警察庁は先日、歩行者保護を柱とする自転車の総合対策をまとめました。それによると自転車が通行できる歩道の基準が厳しくなるそうです。
 今後は車道を走行する自転車が増えてくるのは間違いなさそうです。


 皆さんは自転車が前方を走っていたらどう思いますか?大抵は「邪魔だなあ」と思うでしょう。それは、自転車の速度が自動車と比べて相当に遅いために、同じペースを保って走れないからです。とくに片側一車線の道路などで対向車が来ていると、徐行程度まで速度を落とさなければならず、追い越すのも一苦労です。


 しかしながら、今後車道を走る自転車が増えてくる以上、考え方を変えてみてください。単に「邪魔だ」と考えるのではなく、「車道を走る自転車を受け入れて、事故を起こさないように走ろう」と考えるようにするのです。


 具体的には、自転車が前方を走行していたら3つの「S」を意識してください。最初のSは「スイッチ」のSです。これまでのペースを保とうとせず、頭を切り替えて、自転車や対向車に注意を払う「自転車追い越しモード」に頭の中をスイッチしてください。


 2つ目は「スピード」のSです。自転車は予期せぬ動きをしますから、スピードを必ず落として自転車の動きを十分観察してください。


 3つ目は「車間」のSです。残念ながら、多くの自転車はフラつきながら走行しています。ギリギリで側を通過するのではなく、十分に側方の車間をあけて追い越すようにしてください。

 

(2011.11.08更新) 

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