東日本、中日本、西日本の各高速道路会社のまとめによりますと、高速道路での「逆走」の件数が、年間900件以上起きているとのことです。一旦、逆走すれば、他車を巻き込んで重大事故につながる可能性が高いの注意が必要です。
逆走する運転者の年齢をみると、高齢者層が多いのですが、意外と若年層も起こしています。イタルダの調査によりますと、逆送事故を起こしている年齢層は、25~29歳、45~54歳、75~79歳の3箇所にピークがあります。「自分は若いから大丈夫」と油断しないでください。
性別でみると、男性が圧倒的に多く、女性は比較的若い年齢層で多く発生しています。
逆送の起点となった地点をみると、目的のインターチェンジを過ぎてしまい、本線車道をUターンをするケースもありますが、そのほとんどは、サービスエリアから出るときに、出口と入口を間違えるなどのドライバーの勘違いが原因となっています。
「自分だけは間違えるはずがない」と思われるかもしれませんが、サービスエリアから出るときは、「本線」方面を示す標識やレーンマークな、ど出口の案内標識をしっかりと確かめるようにしてください。
また、万一高速道路で逆走車に出会った場合には、慌てずに路肩に入って停止するようにしてください。
(2011.11.10更新)
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