年末年始の休暇を利用して、高速道路を利用する機会があると思います。高速道路を利用すれば便利な面がある反面、危険も多いので注意が必要です。
今日は、誰でも陥る「スピードの錯覚」について話をしたいと思います。
最初、高速道路に進入したときには、スピードの感覚に慣れていなくてあまりスピードを出しませんが、そのうち慣れてくるとスピードに順応して、スピードを過小評価するようになります。そうなると、スピードを出しても怖いという感覚がなくなり、下り坂などで知らず知らずのうちにスピードオーバーになっても危険だと感じなくなります。
こうしたスピード感覚の麻痺でいちばん怖いのは、高速道路を降りるときです。高速道路を長く走行していると、スピードを十分に落としたつもりでも十分にスピードが落ちていなくて、料金所へ向かう途中のランプウェイでスピードオーバーで進入し、曲がり切れずに路外に逸脱したり、側壁などに衝突する事故が起こります。
高速道路を走行するときには、ときどきメーターでスピードを確認しながら走行するとともに、高速道路を降りるときには、スピード感覚が鈍っていることを認識し、十分過ぎるほどスピードを落とすことを心がけてください。
(2011.11.29更新)