今年もあと一月足らず、「年内には納品を」「クリスマスまでには商談をまとめて」といったプレッシャーがあり、何かと忙しい気分の毎日です。
運転中は「早く着きたい」と思い、ついスピードを出したくなりがちですが、スピードには責任が伴うことを意識しましょう。
たとえ10キロでもスピードを上げると、停止距離が伸びて路肩から飛び出す子どもなどを避け切れないことがあります。
相手の危険な行動が原因であっても、交通事故が起こればあなたにも責任が生じます。もらい事故だとしても、車の注意義務は重いのです。
最高速度をオーバーしているときにも、「流れの速度に沿った運転をしているんだ」「これぐらいは安全運転の範囲だ」と自分に言い訳をしていることがあると思います。
しかし、信号無視の自転車が突然出てきて衝突するとしたら!? そんなとき、あなたの過失責任は、速度超過をしていた分だけ大きくなるのです。
青信号を進行していても、基本2割の過失責任が発生しますが、それが4割、5割へと拡大することもあります。スピードに比例して、それだけ責任も大きくなることを肝に銘じて運転しましょう。
(2011.12.05更新)
「当てられた!」自分が交通事故の被害者だと思っていたら、過失相殺で思わぬ損害賠償を請求されることが……。
「もらい事故でもこれだけの過失がある」は、たとえ「もらい事故」と思われるような事故でも、実際には大きな過失割合が発生することを学ぶとともに、高額の損害賠償が生じた判例を紹介しています。
「もらい事故だから仕方がない!」という意識を改め、事故防止の重要性を学ぶ教材です。