12月になって冬至も近くなりますと、日が暮れるのが一段と早くなります。さっきまで明るかったものが、アッという間に暗くなってしまいますね。こんなときに交通事故が多発しているので、注意してください。
昼間から夜に移る、いわゆる薄暮時には、急激に視認力が低下して、ものが非常に見えにくくなります。さらに、歩行者や自転車は黒っぽい服装をしているので路面の色と同化して見にくくなっており、事故が起きやすい状況になっているのです。
こうした薄暮時に事故を防止するために、早めのヘッドライトの点灯を呼びかけているのですが、なかなか守られません。皆さんのなかには、そこそこ明るいのにヘッドライトを点灯してもあまり効果がないと考えておられる人がおられるのではないでしょうか。
たしかに、まだ見えている状況でヘッドライトを点灯しても、歩行者などをはっきりと照らすわけではないので、さほど効果がないように思います。しかし、薄暮時は他者を照らすというよりも、歩行者や自転車などに対して自車の存在を知らせるという、意味のほうが大きいということを忘れてはなりません。
薄暮時には、早めにヘッドライトを点灯するとともに、視認力が低下していることを自覚し、スピードを抑えて慎重に運転するようにしましょう。
(2011.12.12更新)
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