交通事故を起こすと、どれくらい会社に損害を与えるか認識していますか?
「事故を起こしても、保険に入っているからカバーされるので大丈夫だよ」と考えている人がいるかも知れませんが、直接的な損害額は保険で処理できても、翌年の保険料が上がりますし、管理者や当事者の事故の処理に関わる時間給等などの間接的な損害が発生します。
ある会社が、この間接的な損害額を計算したところ、人身事故1件の発生で50~100万円の損害が発生していることがわかりました。
会社の営業利益が5%としたら、この100万円を取り戻そうとすると、2,000万円を売り上げなければならないのです。
事故を起こすと、会社にもこれだけのダメージを与えるということをよく認識して運転するようにしてください。
「当てられた!」自分が交通事故の被害者だと思っていたら、過失相殺で思わぬ損害賠償を請求されることが……。
「もらい事故でもこれだけの過失がある」は、たとえ「もらい事故」と思われるような事故でも、実際には大きな過失割合が発生することを学ぶとともに、高額の損害賠償が生じた判例を紹介しています。
「もらい事故だから仕方がない!」という意識を改め、事故防止の重要性を学ぶ教材です。