雨の日に運転するのは、フロントガラスに雨滴などがついたりして周囲が見えにくくなるので、あまり運転したくないという人は多いと思います。
周囲が見えにくくなるというのは、車だけでなく傘を差した歩行者も同じです。
傘を差した歩行者は、傘が邪魔になって周囲が見えないまま歩いていることがあります。とくに、横なぐりの雨が降っている場合には、傘を斜めに倒していますから、まったく見えていません。そのため、車が接近しているのに気づかずに横断を始めたりすることがあります。
雨の日は、歩行者も周囲が見えにくい状態で歩いているということを十分に自覚し、歩行者は車が見えていないと考え、いつ横断を始めて対処できるようにスピードを落として近づきましょう。
もう一つ注意したいのは、雨が歩行者の行動に微妙な影響を与えるということです。
歩行者は、雨に濡れたくない、早く目的地に着きたいために、信号を無視して無理な横断をしたり、横断歩道まで行かずに強引に道路横断を始めることがあります。
歩行者は、「雨に濡れたくない」⇒「ルールを無視した危険な行動をとる」ということを頭に入れ、青信号の交差点を通過するときでも、「信号無視して飛び出してくるかもしれない」と考えて、歩行者の動きに十分に注意して運転してください。
(2012年2月23日更新)
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