皆さん、自分が乗っているタイヤの側面をよく見たことがありますか?古いタイヤでは、細かいヒビ割れが見つかることがあります。
あまり長距離を走っていないから大丈夫と勘違いしている人がいますが、乗る機会が少ないという車も要注意です。
タイヤのゴムは永久に持つわけではありません。時間の経過とともにゴムが劣化するだけではなく、紫外線の強い場所に長時間置いてある車や、タイヤにワックスを塗ったり空気圧が抜けていたりすると、タイヤのゴムの疲労が激しくなります。残り溝があっても寿命が来ている場合もあります。
むしろ、適度に使用している方が、タイヤのゴム硬化を防ぎ柔らかさを保つ効果もあります。
タイヤのヒビが見られたら、タイヤ専門店やガソリンスタンドなどで診断してもらいましょう。タイヤ協会の資料(タイヤ安全ニュース№72)によると、ヒビ(クラック)がタイヤ内部のコード(カーカス)まで達しているタイヤは、交換しないと危険です。
劣化したタイヤが高速道路上などでバーストすると、大事故に結びつく恐れもあります。
タイヤ交換はわずか数万円の費用です。「数万円をケチって、何百万円の損害賠償」ということにならないように気をつけましょう。
タイヤの健康診断については、タイヤ協会のWEBサイトに詳しい資料が掲載されていますので、参考にしてください。
(2012.3.5更新)
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