ご存知のように、運転する人の心身状態によっては、運転に大きな影響を与えることがあります。
一つは、生理的な要因です。
前日飲んだアルコールが体内に残っている、睡眠が不足しており眠たい、連日の残業で疲労が溜まっている、といった要因がありますね。
もう一つは、心理的な要因です。
家族の一人が病気になったといった心配事、訪問時間に間に合わなくなりそうになって急ぎや焦りの心理が生まれる、といった要因があります。
当然ですが、このような心身状態になれば、運転に対する注意力が散漫になったり、判断力もあいまいになったりして、安全な運転をすることがむずかしくなります。
ですから、運転するときには、常に自分の心身の状態を見つめ直す習慣をつけてください。そして、状態が悪いときにはそのことを意識して慎重な運転を心がけましょう。たとえば、心配事がある場合には、「運転中は考えないようにしよう」と強く意識して運転するのです。
睡眠が不足して眠くてしょうがないときなど、あまりにも体調が悪いときには、思い切って運転を控えるようにしましょう。
(2012年3月16日更新)
運転管理・指導上の不備が、交通事故発生の遠因となることもあります。
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