皆さん、自分の子どもや後輩などが運転免許を取得するとき、近所の広場で車の運転練習に付き合ったりしたことはありませんか。
自分の子どもなどが、教習所に通いはじめてからある程度運転できるようになると、自分の車を持ち出して、広い駐車場や河川敷などで運転の練習をさせたりすることがあります。
広い場所なら安全だろうと、気軽な気持ちなのでしょうが、運転未熟なことには変わりはないので、それなりの危険を伴います。
先日、和歌山県で運転練習中の乗用車が川に転落し、運転していた大学生が死亡するという事故が起きています。
和歌山県の紀ノ川の河川敷で、大阪府の大学生が自分の父親を助手席に乗せて運転練習をしていたところ、アクセルとブレーキを間違えて車ごと川に転落して水没しました。
父親は自力で脱出して無事でしたが、大学生は約20分後に救出されましたが、間もなく死亡しました。
河川敷と言えども、無免許の者が車を運転することは違反ですし、何よりも問題なのは一般の乗用車には教習所の車のように助手席にブレーキが付いていないということです。
したがって、運転練習しているときに「危ない」と思っても、車を止めることができず、最悪の場合には事故になりかねません。
自分の子どもや後輩などが運転免許を取得するとき、少しでも車の運転に慣れていたほうが有利だろうと練習させる気持ちは分かりますが、常に事故の危険も伴いますので、絶対にやめてください。
(2012.3.21更新)
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