高速道路などで、故障や事故などを起こして路肩に停車しているときに、停車中の車に後続車が追突する事故が少なくありません。
そんなとき、ドライバーが非常用の三角停止表示板や発炎筒を使って後続車に警告しなかったために、重大な事故を招いたと判断されると罪に問われることがあります。
ですから、トラブル等で高速道路の路肩に停車した場合には、必ず三角停止表示板を車両の後方に置いてください。
と言っても、三角停止表示板を置くことは、そんなに簡単なことではないようです。
一つは、三角停止表示板がどこに収納されているかを知らない人が結構いるということです。もう一つは、三角停止表示板の組み立て方や発炎筒の使い方を知らない人もいるということです。
高速道路で事故を起こした運転者が、三角停止表示板を探している間に、後続車から追突されて大事故になった事例があります。
ですから、出発前に三角停止表示板がどこに収納されているかを確認することはもちろんですが、故障や事故で停止したときに素早く取り出して、後続車に危険を知らせることができるように、三角停止表示板の組み立て方や発炎筒の使い方を習熟しておきましょう。
また、発炎筒には使用期限がありますので、それも確認しておき、古いものであれば、新しいものに取り換えておきましょう。
(2012.3.22更新)
高速道路では、さまざまな『まさか』の事態が発生します。
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