50m先の横断歩行者をイメージしよう

 皆さん、道路標示で「ダイヤ(◇)」のマークをよく目にすると思いますが、もちろん意味を知っていますね。
 そうです、これは前方に「横断歩道又は自転車横断帯あり」という意味です。

 それでは、この標示のどのくらい先に横断歩道があるのかご存知でしょうか?普通は、まず50m手前に1個目の標示があり、さらにその先30m手前の距離に2つ目の標示が描かれています。

 

 最初の標示マークに気づくのは横断歩道のさらに少し手前の80mくらいの場所でしょう。ですから「80m先には横断歩行者がいるかもしれない!」という危険を意識すれば、前方への注意を高めてスピードをコントロールするなど、安全に対処することができます。

 とくにカーブや登り坂など前方に死角がある場所では、横断歩道の手前で危険を予測するかしないかによって大きな違いが発生します。


 なお、このマークは、信号のない横断歩道の場合のみ手前に標示されています。信号機の下に横断歩道がある場合、夜間でも信号は遠くから見えるので標示は必要がありません。信号のない横断歩道は見落としやすいので、標示することで警戒を呼びかけているのです。

 最近、ドライバーの安全意識の甘さが大惨事に結びついています!運転していると、景色や道路外施設などに目を奪われがちで、道路標示は何気なく見過ごしてしまう方も多いと思いますが、標識・標示はドライバーに重要な情報を伝えている、ということを再認識しましょう。

(2012.5.8更新)

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11月5日(火)

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