高速道路の料金所に近づいたときに、どのブースにしようか迷うことはありませんか。とくに、ETC車の場合、両側にETCゲートがあり、どっちに進むかを迷うことが少なくありません。
たとえば、料金所手前で右側のETCレーンに行こうとしていたら、結構多くの車が右側のレーンに行くのを見て、やっぱり左に行こうとしたところ、後ろから来た車と衝突しそうなった経験はありませんか。
また、ETCレーンが左右にあり、一般レーンが中央にあるような場合、真ん中にETC車でない車が近づいてくるので、そういう車と衝突する危険もあります。
ETC車の場合、料金所手前でも結構なスピードで近づいていますが、ETC車でない車は一旦停止するためにスピードを落として近づきます。
料金所手前は、このように結構スピード差がある車が入り乱れる場所なので、一瞬の判断の迷いが、追突事故につながりやすくなります。どちらに行くかを早めに決断し、一度決めたら絶対に変えないことが大切です。
一昔前と違って、最近ではETC車が増えて、料金所で待たされることはありません。危険をおかしてブースの変更をしても、通過できる時間はそんなに変わらないのです。
(2012.5.24更新)
軽い気持ちの不安全な運転行動が、高い事故の代償を生みます
安易な気持ちから生じる不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任を生じさせることがあります。
本誌は6つの事例について、運転者の過失責任の割合を自分なりに考えて回答する、参加型の教育教材となっていますので、「こんな運転行動が大きな過失責任を生むのだ」といったことをより深く理解することができます。