私たちが通常、高速道路と呼んでいるものには、2つの種類があることをご存じでしょうか?一つは「高速自動車国道」と呼ばれるものと、もう一つは「自動車専用道路」と呼ばれるものです。
この二つの高速道路の違いについて、おおまかに説明してみると次のようになります。
まず、最高速度の違いについてですが、例外はありますが「高速自動車国道」では、時速80キロや時速100キロに対して、自動車専用道路は一般道路と同じです。
また、最低速度も「高速自動車国道」は時速50キロに達しない速度で走行してはいけないのに対して、「自動車専用道路」は規定されていません。
さらに、「高速自動車国道」では、ミニカー、125cc以下の小型二輪車、原動機付自転車、故障車をけん引しているとき、小型特殊自動車は通行できませんが、「自動車専用道路」では、ミニカー、125cc以下の小型二輪車、原動機付自転車だけが通行できません。
このように、高速道路には種類によって違いがありますので、自分が今どのような高速道路を走行しているかを意識し、それに合わせた運転をする必要があります。
あまり意識せずに、どこでも最高速度が100キロと考えてスピードを出していると、痛い目にあうことになります。
(2012.5.31更新)
軽い気持ちの不安全な運転行動が、高い事故の代償を生みます
安易な気持ちから生じる不安全な運転行動が、事故を誘発したり大きな過失責任を生じさせることがあります。
本誌は6つの事例について、運転者の過失責任の割合を自分なりに考えて回答する、参加型の教育教材となっていますので、「こんな運転行動が大きな過失責任を生むのだ」といったことをより深く理解することができます。