「抗うつ剤」など飲んだら絶対に運転しない

  薬の中には、服用後に眠気を催すものがあり、飲んだら運転しないことが大事だということは、これまでも何度も述べてきました。
 しかし、悲しいことに、こうした種類の事故はなかなかなくなりません。


 先日も大阪府の豊中市で、41歳の男性が病院で処方された強い眠気を催す薬を服用して車を運転中に、渋滞で停止していた車に追突した後、交差点を自転車で通行していた女性を跳ねて負傷させるという事故が起こりました。

 

 運転していた男性は、「朝に薬を2度飲んでから運転した。医者から薬を飲んで運転してはいけないと言われていた」と供述しており、薬の影響で運転操作が難しくなることを認識していながら運転していたとして、危険運転致傷の疑いで逮捕されました。
 男性は、服用すると強い眠気を引き起こす「抗うつ剤」や「睡眠導入剤」など少なくとも5種類の薬を処方されていました。

 

 皆さん方のなかには、市販薬や医者から処方された薬を服用されている方もたくさんおられると思います。日常的に服用している薬なら眠気を催す作用があるかないかは分かると思いますが、初めて飲むような薬の場合には、わからない場合があります。

 

 そういう場合には、必ず眠気を催す作用があるかを確認して、もし眠気を催す作用がある場合には、服用したら絶対に車を運転しないようにしてください。

(2012.6.1更新)

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