細い住宅街の路地などから幹線道路に左折して合流するとき、あなたは、どんなことに気をつけますか?こうした場所では、見通しが悪いため、左側から歩道をやってくる自転車との衝突事故が多発しています。
交通事故総合分析センターの行った事故分析によると、このような交差点事故の9割以上は、ドライバーが車道を走る右側の車が気になり、左側の歩道を確認しないことが原因ということです。一時停止をしながら発進後に衝突している例も少なくありません(※)。
そこで提案ですが、こうした場所では一時停止も3段階にわけて、ワン・ツ-・スリーのリズムで、確実に左側を確認してはいかがでしょう。
ワン① 停止線での停止──左右はあまり見えませんが、まず、停止線手前で一時停止します。
ツー② 見せる停止──ソロソロと車体を少し出したところで停止して、歩道からくる自転車などに車のバンパーを見せましょう。こちらから自転車が見えなくても、相手が警戒します。
スリー③ 見る停止──もう少し車体を出して停止し、左右を確実に確認します(右側だけ見るのは禁物)。
面倒くさいようですが、実はわずか数秒ですみます。確実に確認するクセが身につけば、自転車も当たってこないし、リズムよく行動できるようになりますので、ぜひ実践してください。
(※「交通安全教育に役立つ自転車事故分析」交通事故総合分析センター/平成24年3月
発行─より)
(2012.6.19更新)
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