家族でドライブに行ったり、近所に買い物に行って自宅に帰ったとき、車を車庫に入れる前に、玄関先で子どもを先に降ろすことはよくありますよね。
車庫に入れてしまうと子どもが降りにくいなど、いろいろ個別の事情があると思いますが、子どもを降ろした後に、子どもがどこにいるか注意していますか?
ほとんどの人は、注意していない、気にしていないと答えられると思いますが、先日、福島県の南会津町で、自宅前で降りた2歳の幼児が母親の運転する乗用車にはねられるという事故がありました。
幼児は、両親と一緒に乗用車に乗って買い物に行き、自宅前で降りました。その後母親が車を動かそうとしたところ、幼児に気づかずはねてしまったのです。
自宅周辺では、親が運転する車に子どもがひかれる、いわゆる縁故者事故が少なからず起きています。
小さい子どもは予測不能な動きをしたり、車体に死角に隠れやすいので、自宅前で先に子どもを降ろすのは危険が伴います。どうしても、子どもを先に降ろしてから車庫に入れるときには、どこに子どもがいるかを確認して、その動きに注意しながら車を動かすことが鉄則です。
車から子どもを降ろした後に、姿が確認できないのに「家の中に入っているだろう」などと、安易な思い込みで車を動かすのがいちばん危険です。
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